床を使うセルフケアは「体が戻れる場所」をつくること
と言えます。
床は体の安全基地、つまり体が最も安心する場所なのです。
理学療法士の視点からこれについて説明していきますね。
1. 体は「不安」を感じると、勝手に固くなる
私たちの体はとても賢くできています。
危険を感じると、無意識に守りに入ります。
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力が入る
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動きが小さくなる
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バランスを崩さないように固める
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かばう動きになる
これ自体は、体が自分を守るための正常な反応です。
ただ、この「守り」が長く続くと
首・肩・腰・膝など、別の場所に負担が積み重なり
“なんとなくの不調”が増えていきます。
2. 「床」は、安心して学び直せる場所
不調がある人にとって、「立って動く」ことは意外と難易度が高いです。
立っているだけでも、体は
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重力に逆らって支える
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バランスを取る
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転ばないように制御する
という複数の仕事を同時に行っています。
この状態では、体は無意識に頑張りやすくなります。
その点、床に体を預けると
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支える点が増える
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余計な緊張が抜ける
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安全だと感じて呼吸が入りやすい
つまり床は、体にとって「安心できる場所」になります。
私はこの状態を
体の安全基地だと考えています。
ここで初めて、体は
「守るための力み」ではなく
「整えるための動き」を選べるようになります。
3. 「床」は、整った状態に戻す場所
エゴスキューでは、痛みや不調を
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歪み
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重心のズレ
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左右差
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使い方の偏り
という“体の配置の問題”として捉えます。
床で行う動きは、筋トレというよりも
歪んだ配置を、整った配置に戻す調整です。
床は反動が使いづらい分、
ごまかしがききません。
だからこそ、ゆっくり・丁寧に行うと
本来の位置に戻りやすくなります。
エクササイズで床を使うのは、
体を鍛えるためというより
「正しい位置に帰る」ためなのです。
床で行うエクササイズって簡単で意味がないなんてことはなく
体の状態によっては床で行うエクササイズがとっても有効になります。
床で行うエクササイズをこ次回お伝えしますので参考にして下さいね。

