石巻市の雄勝町も被害が大きかった場所の一つです。
ガレキの中に立つ雄勝中学校。
母校がこんな姿になってしまったら、
きっと心に大きな傷を負う事でしょう。
そして悲劇の大川小学校の近く。
そばを流れる北上川に津波が逆流してきました。
橋が崩れ落ちている様子がわかります。
そして、いよいよ南三陸町へ。
陸前高田と並び、壊滅的な被害を受けた町です。
町の中心であるJR志津川駅も無残な姿に・・・
がれきが一面広がっている中に、
赤い鉄骨がむき出しになっている建物がありました。
南三陸町の防災対策庁舎です。
最後までここで避難を呼び掛けて、
津波にのまれて亡くなった役場職員の話はニュースになりましたが、
それ以外にもたくさんの人が亡くなっています。
この時は献花をする人が絶えませんでした。
南三陸町で用を済ませた後は、
再び岩手県へ向かいます。
途中の三陸鉄道・・・
陸橋が崩壊していて、なんとも切なくなりました。
1ヶ月ぶりにやってきた陸前高田。
正直、状況は全く変わっていません。
いまだにがれきが広がっていました。
今回、どうしても寄りたい場所がありました。
それは海沿いの高田松原。
かつては美しい松林が広がっていましたが、
津波でほとんどなぎ倒されてしまいました。
しかし、一本だけ残った松。
「奇跡の一本松」として復興の象徴になっています。
被災地を訪れた今回。
最後に一筋の光を見た気がしました。