『不機嫌な妻 無関心な夫 妻が喜ぶ話し方 夫が動く伝え方』読書感想
この本を読んで、夫婦のすれ違いは「愛がないから」ではなく、「伝え方の違い」から生まれていることが多いのだと気づかされた。
不機嫌な妻も、無関心に見える夫も、実はそれぞれが傷つかないように、必死に自分を守っているだけなのかもしれない。
特に印象に残ったのは、妻は「共感」を求め、夫は「結論」を求めるという違いだ。
妻は話を聞いてもらうことで安心し、夫はどう行動すればいいかが分からないと動けなくなる。
どちらが悪いわけでもなく、ただ言語が違うだけなのだと知って、少し心が軽くなった。
また、妻が「どうして分かってくれないの?」と感情をぶつけるほど、夫は黙り込んでしまうという関係性も、とても現実的に感じた。
本書では、相手を責める言い方ではなく、「私はこう感じている」と自分の気持ちを主語にして伝えることの大切さが何度も語られている。
それは夫婦だけでなく、すべての人間関係に通じる話だと思った。
この本は、相手を変えようとする本ではなく、「伝え方を少し変えることで関係は変えられる」と教えてくれる。
完璧な夫婦を目指すのではなく、分かり合おうとする姿勢を持ち続けることが大切なのだと、やさしく背中を押してくれる一冊だった。
