ごゆるりと、休日を楽しんでおります
まるちゃんの初主演舞台、“ギルバート・グレイプ”の東京公演が、2月6日に、無事に幕を閉じました。
大阪公演まで、数日また間があきますが、少しゆっくり休んでほしいなあなんて思ってます。
他のお仕事もあるかと思いますが
さてさて、東京公演は、いろいろなご縁がありまして、4回ほど観劇させていただきました
どの回も、本当に素晴らしかったです。
日を重ねるごとに、舞台全体も変わってきているだろうし、
役者さん自身も変わってきてるだろうし、
もちろん、私自身の気持ちの変化みたいなのもあるとは思うんですが、
自分の中にじわじわと押し寄せてくる感情が、すごく心地よくて。
まだまだこの舞台、何回も何回も見たいなって思ってしまいました。
ギルバートを演じた丸山くんはもちろんですが、この舞台に出てた役者さん皆様に、すごく惚れ込んでしまいました。
正直、話の内容自体は、ぼーっと見ていても分かる内容かって言われると、そうではないし、どっちかってゆうと難しいテーマだったと思います。
だからこそ、回を重ねて見ていく中で、自分の感じる気持ちにも変化が出てきて。
それが、自分でもすごく楽しくて、今日は、どんな発見があるんだろうって、毎日わくわくしてました。
だから、すごく楽しかったです、毎回。
初めて観劇させていただいた時は、話のあらすじに、ついていくのに精一杯で。
それに、丸山くんの演技に圧倒されて、息つく間もないって感じでした。
いっちばんはじめ、ギルバートとアーニーが舞台上に登場した時の、心臓の高鳴り、今でも忘れられません。
はじめは全然分からなかったんだけど、舞台の中で、同じ役者さんが、何役もこなしていらっしゃって。
それが、本当にすごかったです。
2回、3回と見ていくうちに、だんだんと、あのキャラクターとあのキャラクターは同じ方が演じてらっしゃるんだって気付いたり、後々読んだパンフレットから教えてもらったり。
それくらい、その時その時で、その役になりきって演じていらっしゃるんだって思って、すごく感動してしまいました。
また、ほとんど何のセットもない場所に、自分たちの手でシーンシーンでセットしていく、あの計算され尽くした動き。
すごく立派なセットがあって、その中で行われる舞台ももちろん素晴らしいんですが、
今回みたいな、シーンごとのセットを、全て役者自身がセットするっていう舞台を、あまり見たことがなかったので、そういう面でもすごく新鮮でした。
また、お友だちもすごく言ってたんですが、寿ひずるさんの声の演技!
声だけで、あんなに心を揺さぶることができるって、すごいことだと思いました。
さすが宝塚の方だって思ったし、ママのあの声の迫力が、この舞台の柱だったのではないかって思えるくらい、なくてはならないものだと思いました。
寿さんの発する声、口の動きと、影になって映し出されてる、ママの口の動きが、全く同じに揃っていて、その完璧さにも圧倒されました。
少しもズレないその動きを見てて、完璧にこだわって稽古されたんだって思って、わたしなんかが言うのはおこがましい話ですが、本当のプロだ!って思いました。
そして、毎回毎回のアドリブにも笑わせていただきました。
ラムソンさんの「自動ドア」のくだりだったり。
町の子どもたちが、ランスをわーーーって追いかけ回す時とか。
ウェイトレス役の伊藤裕子さんにも笑わせていただき。
こういう、ゆるく笑える部分があるから、真剣な所とのめりはりが出て、シーンや感情が、より一層際立つんだと思いました。
4回目に見に行った時(2月4日13:00公演)は、いつもはわりと笑いをこらえてるギルバートが、吹き出して笑っちゃってました!
特に、いつもは、ランスに「きゃーーーー!」てかわいい感じに叫ぶ伊藤さんが、
「うおーーーーーーーー!!」て雄叫びを上げてて、みんな引きつり笑い、ってゆうか、思いっきり笑っちゃってました!笑
もっともっと、舞台見ながらいろいろ感じたことはあるはずなんですが、うまく言葉にできません。
ギルバートがアーニーに対して、ぶつけたこともない怒りを露わにするシーン、本当に胸が締め付けられるような思いになりました。
言葉にできない思い、ギルバートの思いがすごくすごく分かるから、余計に苦しく。
きっと、生きてれば誰もが感じる、感じ得る、どうしても昇華できない思い。
見ている誰もが、ギルバートに自分を重ねて、涙したシーンなのではないかと思いました。
アーニーを演じた中尾明慶くんも、すごく素晴らしかったです。
「まだまだ成長してるんだ。」と話したギルバートに、アーニーが放った言葉。
「ちがうよ、兄さんはどんどん小さく縮んでるんだ。縮んでる、縮んでる。」
鋭い言葉だなって思いました。
そのまま、私の心にも刺さった言葉でした。
1993年に公開された『ギルバート・グレイプ』の映画も、この前、BSでやっていたのを録画して見ました。
ジョニーデップと、レオナルド・ディカプリオ、特にレオ様のアーニーがすばらしかった。
舞台を見て、映画を見て、ってなると、原作が読みたくなりますね!
廃盤になっちゃってるって聞いたけど、機会があったらぜひです。
今回、劇場で、パンフとポスターが販売されてました。
もちろん買ったんですが、このポスター入れる袋がなんともかわいいね!
持ち手がオレンジってのも、またくすぐられる笑
大阪公演は、千秋楽を観劇予定です
仕事終わって、そっこう大阪へ向かうんですが、地味に開演に間に合いません。
こんなはずじゃなかったのに
だけど、席が通路側やったんで、まだよかったです。
他のお客様にご迷惑をおかけしするのは、本当に申し訳ないんで。
最後の最後、どんな姿を見せてくれるのか、本当に楽しみです