人の価値とは何だと思いますか。
その人間の優劣とは何で判断されるべきだと思いますか。
キミはその基準を持っていますか。
なかなか難しい問題かもしれません。
顔やスタイルは、悪いより良い方が好ましいでしょう。
声は汚いより美しい方が良いでしょう。
勉強はできないより、できた方が良いでしょう。
スポーツも、絵も、歌も、何だってできた方が良いと感じ、持っていないより持っていた方が良いと思うでしょう。
しかし、これは程度問題であり、限界はありません。
また、あまり良い評価の仕方とも思えません。
確かにお金は無いよりあった方が良いでしょう。
勉強にしろ何にしろ、できないよりはできた方が良いでしょう。
しかし、人よりお金を持っているとか、勉強ができるとか、そんな理由だけでその人間の価値は決まりません。
人は一人で生きていくことができません。
キミが毎日食べているもの、着ている服、飲んでいるもの、使っている電気やガス、住んでいる家など、例を挙げればきりがありませんが、キミが生活していくためには数多くの人の力を借りなくては生きて行けません。
どんなにお金を持っていても、勉強ができても、靴を作ってくれる人がいなければ、靴を手に入れて履くことはできないのです。
服を作ってくれる人、食べ物を調理してくれる人、家を建ててくれる人、そんな人たちがいなければ、豊かな暮らしはできないのです。
本当の人の価値とは、目先ののことのみにとらわれて外見を着飾ることではありません。
人よりお金を持っていることでも、他人より学歴が高いことでもありません。
自分を律し、誠実に生き、周りに感謝を忘れず、自分だけではなく他人の幸せをも考えられる人が、人として価値が高いのではないでしょうか。
【080811 宮本延春の“明日を生きるキミ達へ”人の価値―】
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当たり前のことを書いてる文章ですが、フッと思い返してみると、忘れてしまっていることやなって思いました。
だからこそ、自分がここで幸せに生きていられることを感謝し、
周りへの感謝の気持ちを忘れずに生活していかないかんなって思いました。