馬鹿な中学生のブログ

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ミカグラ学園組曲、カゲプロ、ヘイプロ、終焉ノ栞好きの人のブログですー!

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また、懐かしいものを見た。


随分昔に捨ててしまったお伽話のような話。それを今更思い出して夢に見るなんて、どれだけあの頃が楽しかったのだろうか。不自由なんてなくて、信頼していた仲間がいたからだろう。


とても、とても楽しかったけれど、脆く儚い事が気にもくわなかった。


はあ、と溜め息を1つ吐いて、立ち上がろうとすると、重たい首輪と手枷足枷が動きを阻む。


今日もまた私は飼い馴らされて、彼に遊ばれるんだ。


絶望とも言えぬ感情で這うように隣のベッドへ移動した。ベッドには彼が眠っており、その整った寝息を確かめて安堵する。


――よかった、まだ眠っていた。


自分のベッドへ戻ると、この不気味な『世界』を見渡した。


存在するのは私と彼だけ。あるものと言えばガラクタ。様々なものが転がっているだけ。


そんな、暗闇の世界。


光のあった世界とは違って、随分薄暗く、唯一の光は電球だけ。昼も夜もなければ、外なんてものもない。そんな、世界。


そんな世界で私と彼は、2人で幸せと名称される生活をしていた。




「みう」


低い声が聞こえ、振り返ると、私を抱き締めてくる、黒い彼。


「クロハ」


そう呟くと、きゅっと腕の力を少し強めた。大きな彼の背丈では、抱き締められた私は埋もれてしまう。


これも、いつもと同じ。


クロハがすっと離れると、私の正面に立って、私の目を見る。


そして彼はニヤニヤと笑って、いつも通り私に問う。


「戻りたいか?」


また私も同じ答えを並べる。


「別に。どっちでも」


彼は満足そうに微笑むと、私をまた抱き締めた。


これがいつもの私。彼と一緒にいる事で満たされる。


これこそが幸せだ。これでいいんだ。





・・・・そんな演技をして、あの世界へ戻りたがって、この地獄のような世界を生きる、裏切り者の私。彼を裏切ったのは最初からだ。


どうせ、抗ったって無駄だろうけど、絶対に、戻りたかった。皆の場所へ。


「どうした」


彼のぶっきらぼうな声で現実へ戻される。


「何でもない」


私もいつものように、少し微笑んでから彼の口に優しくキスをした。