18歳のある冬の日
私は福岡から東京にやってきた
ずーっと家にいるんだと思っていた
高校生のわたしは
やりたいことをするために
とりあえずお金稼ぐかって
高卒で就職した
18歳、親元を離れ
1Rの部屋に知らない人との
寮生活
正直しんどかったけど
当時家から出てくるときに
会社もち(たしか)で届られたのは
布団袋ひとつに入る荷物だった
18歳の私が持ってこれる
わずかばかりのものだった
(何を持ってきたかは今となってはわからない)
今私は絶賛引っ越しの準備中
福岡で過ごした期間より
関東で過ごしたい時間のほうが長くなった
ほんとうは
捨てるものともっていくものを
あらかた想定はしてたんだけど
想定分全部もっていくと
お金がかさむので
想定よりは少し減らさなきゃいけない
思い入れのあるものから
思い入れのないものまで
いろいろたくさんあるけれど
しがみつかずに
手放すときなんだろうな、とも思う
あれもこれもと
大切なものが増えていったけど
自分が抱えきれるぶん
くらいの量で
新しい出発をするときなんだ
4月くらいに一度
がっつり怖がったから
今はもうこわくはない
ただ”やらなきゃ”なことが
てんこ盛りなだけ
布団袋1つより
多くのものをこっちで手にしてきた
不安とか、くやしさとか、悲しさとか
嫉妬とか、妬みとか
そういうものをたくさん味わって
20代~30代前半くらいまでは
いけてない人生だった
まぁ、そう思いこんでたり
そうしてたのは
自分のせいだったんだけどね
あぁーあれもっていきたいなー
これもっていきたいなー
初めのうちは
そんな風に思ってたけど
最近はすっきりと
手放してもいいかな
っていう気持ちになってきてる
以前友人が
ものすごい断捨離だよね
手放した分入ってくるものが大きそう
そんなことを言っていて
そーなんかなーって
そん時は思ってたけど
今なら思う
今回私、かなりのものを
手放すんだろうなって
こっちで大切なものを
たくさん手にした
そしてそれでいて
大切なものは多くはない、とも思う
一見矛盾しているような
この言葉
でも、この不完全な
表裏一体の感覚こそが
完全なんだと思う
さぁさぁラストスパート
ここでたくさんのものを手放して
身軽になったとき
本当の意味で
どこでだって生きていけるし
やりたいことをやりたいように
していく私になっていく
のかなーなんて、ね
しっかし、、
毎日あっついなー。。