みそ汁のつな引き
そんな絵本をつくりたいと何年か前に言ったら目の前にいた人は、キョトンとした顔をしていた。
私の中ではとってもいいアイディアだと思っていて、「仕掛け絵本にして、真ん中にヒモを通して、つな引きを実際にできる仕掛けにするの〜」
と伝えても、キョトンとしていた。
自分の中ではとってもいいアイディアだと思ったけれど、頭の中のイメージを伝えるのは難しいと思ったとともに、リアルにこのイメージが伝わってもそんなによくないんじゃないなかな?とも思った。
最近になって、再び「みそ汁のつな引き」が私の頭の中によぎるのだ。
今日、目の前にいた人に、
「みそ汁のつな引きっていう絵本を作ろうと思って、すまし汁ととん汁ならどっちが勝つと思う?」と聞いてみた。
すまし汁ってみそ汁じゃないじゃん!
という事に今書いていて気づいたのですが、今はおかせていただく事に。
目の前にいた人は、「とん汁!」と答えてくれた。
なんで?と聞くと、
なんとなくいっぱい入ってて強そうだからという事を言ってくれた。
私の答えは、「すまし汁!」というと、
なんで?ときかれたので、
そこの場では、「軽いものが勝つから」
と言うと、
「そんなの最初から言っとかないと話にならない」と、まっとうな事を言われました。
そして、「それって絵本じゃないやん」とも言われて、絵本じゃないのかな?
とも思ってみたり。
私の中では、勝ち負けはどっちでもよくて、その時々で自分の頭で考えたストーリーを作れるのがいいと思っていて。
ページごとにいろんなみそ汁がでてきて、その都度答えを考える。
毎回、勝ち負けが変わってよくて、その理由を述べる。
毎回自分で、定義を作る。
そんな練習になる絵本。
正解のない世界に正解を求めてしまう思考に揺らぎが与えられるような絵本。
自分で答えを作っていい練習ができる絵本。
いいと思うんだけどな〜と改めて思った。
