雨あがりの森を歩いて、
松ぼっくりを拾ってきました。
松ぼっくりの傘はぎゅっと閉じていて
その間に松葉が刺さっています。
これは、楽しめる!
今年の5月は寒いので
白神山地の麓の我が家では
まだ毎朝薪ストーブを焚いています。
そのそばの、ドンコロ(木の切り株)の上に
並べておきます。
時間とともに少し開きはじめて、
でもストーブは昼間は消えていきます。
半開きのまま、日中を過ごし、
夕方寒くなって、またストーブつけると、
ぐんぐん開いていきます。
傘がめいっぱい開くと
松葉がすき間からポロリと落ちます。
松葉がはさまっている
この間に、種(松の実)も入っています。
こんな風に、開いたり閉じたりして
お天気の良い日に種をまく。
少しでも遠くへ飛ばすためだったり、
小鳥や動物に運んでもらうためだったり、
落ちた種でさえ、しっかり、生き物ですよね。
”森のおとしもの”の作品は
こうやって一度開かせて、
中をきれいに洗って、
(また閉じます)
また完全乾燥させています。
ボトルなどに入れるときは
少し湿っている状態で中に入れて、
ストーブのそばで、
長い時間をかけてじっくり乾燥させます。
開いたらもう、出てきません。
ギリギリの大きさで、
なるたけ、みっちみちになるようにしています。
お手元に、松ぼっくりやブナの殻斗があれば
是非お楽しみください。