なでこスネイク は2話で終わってしまった。もったいないなあ。

それにしても2話に収める為に脚本もかなり無理があったみたいですね。8話までは原作に可能な限り準拠しようとする意図が見えていましたが”美味しい所”だけをアニメとして再構築したような感じでしたね。ラノベを含めて小説を原作にした作品は作る側の”思うところ”に大きく左右されますから仕方がないでしょう。でも、あえて言うなら、もっと原作を読み込んで欲しいかも。。。

動画部分に関してはイメージとして作られてある作品ですからね・・・・これもありということでヾ(´ー`)オイオイ

でも、怪異の本体である蛇と戦う暦のシーンは何が起きているのか判りづらかったです。

撫子編2話では表現したくても出来なかった部分が多かったのでしょう。それゆえにもったいないですね。


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原作での”後日談というのか、オチ”の大意

片手片脚がひしゃげた状態では自宅に戻れないし撫子はお泊り会と言っている手前もありメメのいる学習塾で戻ります。そこで吸血鬼の忍に血を吸ってもらい体力の回復と治癒能力を強めます。その後,一夜を明かして神原と暦は撫子を家に送り”再会の約束”をして別れます。家に戻って二度寝をした暦は妹たちに起こされ、その時に妹の月火に聞くのです。「千石って、覚えてる?」覚えていました。「せんちゃんのことでしょう。」

学校に行く準備をしながら蛇が二匹いた理由を考えます。ひとりは呪(のろ)いをかけた女子。もうひとりは想定できる。振られた男子だろうと。。。お呪(まじま)いは女子の専売特許ではない。お遊びですることもあるが本気ですることもある。

あの蛇の怪異がどちらに戻ったかは判りもしない。それを千石が知る必要もない。

蛇足だから・・・



9話のモノローグで暦が言っていた。

「もし僕がもっと早く彼女に気づいていればこの物語はあんな結末にはならなかったのかもしれない…」は蛇の怪異とのバトルで撫子を助けるという目的が呪いをかけた者も助けようとしたことを経てここに辿り着くのです。


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撫子の怪異の正体は”蛇切縄(じゃきりなわ)”でした。

今回の怪異は今までと違っています。今までは駿河もひたぎも自分から怪異に関わっていました。今回の撫子は被害者です。第三者によって呪いをかけられたということです。ついで言うと八九寺は暦が積極的に関わった怪異そのものです。

蛇切縄は素人では発動しないはずの怪異。何も知らずにいたら何も起こらなかった。知っても何をしないでいたら無事だった。しかし撫子は生兵法を行なったのです。それも怪異が集まる不安定な場所で行なってしまった。


蛇の怪異は危険。蛇が首に至ると後は飲み込むだけでしょう。その前に締め付けられ骨を砕かれ飲み込みやすくされることもあり得るのです。早急に対応する必要がなあるということで例の神社跡に。。。。忍野メメに呪いを解く手段としてお守りみたいなものを預かってきや暦は神原にも荷物持ちなどのサポート役として神社への同行をお願いします。
神社への道のりで昔の事を覚えているのかと訊ねる撫子です。自分は思い出としてしっかりと覚えているのに暦は撫子のことをあまり覚えていなかったことに落ち込みます。どうやら憧れとか初恋みたいな感情を抱いているようです。


儀式の場である神社跡に辿り着いたのですが・・・・

まあ、撫子はスクール水着です・・・・。

神原さんご用意のスク水の撫子。

「神原!  確かに僕はうろこの跡が消えてるか確かめるために肌の見えやすい服を用意してくれとは頼んだが・・・何でよりにもよってスクール水着を持ってくるんだ!」

駿河曰く「私としてはアララギ先輩の好みに合わせたつもりだったのだが」

しっかりと暦の趣味を調査している駿河です。 
「合わせるな!!」

「好みなのは否定しないのだな」

そういう会話で毎回笑う撫子はある意味で大物ですね。


「暦おにいちゃん ちゃんと見ててね!」
「撫子のこと ちゃんと見ててね」
蛇の怪異から逃れるための儀式が始まります。

しっかりと撫子ののことを見てて欲しい。私という存在を意識して欲しい。

蛇の怪異は離れていきます。しかし時間が掛かるすぎると疑問に思った時に事が起きました。
撫子の様子がおかしい。

蛇の怪異はふたつだったのです。蛇は二匹。そうです。右足からと左足からそれぞれの蛇が怪異として取りついていたのです。蛇に対することが出来るお守りは一つ。気がつかなかったことを悔やみますが遅い。しかし、目の前では苦しむ撫子がいる。蛇の怪異本体には吸血鬼という怪異でもあえう暦は触れることは出来る。しかし、それは凶暴な蛇を刺激することにもなる。決して危険なことをするなというメメの忠告。
目の前で蛇の怪異が撫子の命を奪おうとしている。暦は動く。見えない蛇に対して・・・。

しかし、見えない蛇は暦に襲いかかります。命に関わるほど危険な状態です。暦の吸血鬼としての能力で十分に蛇の怪異自体が見えなくても土ぼこりや草の動きを見れば動きがわかり対応できると考えていたようですが…。


そこに助けに入った駿河。するがの腕には怪異が潜んでいます。その力をすれば・・・・

跳ばされたのは蛇でなくて暦。

「アララギ先輩!頼むから助けるべき相手を間違えないでくれ!」

目の前の撫子の命だけでなく、呪いをかけた相手の元に行くであろうことを心配する暦。この言葉で冷静になりましたが、それによって自分のした行動に悔いることに・・・・。


次回はつばさキャットですね。