マクロスは大好きです!時代の違いでしょうか初代マクロス(超時空要塞マクロス)をあつかった「愛・おぼえていますか」では修羅場一歩手前という状況でしたが、今回は楽しいやりとりでした。15話の病院のシーン!


総集編という認識じゃ今回の15話は片付けられないよね。

マクロスFのサウンド・トラック・ミュージックがガンガン流れていました。今までの全ての曲があったみたいです。ついでに言いますとエンディングはランカがシェリルが前後半で歌い分けていました。ランカは新人らしく頑張って歌っていましたし、シェリルは余裕でしたけど。。。

そうそう、病院でのセッション はそれだけでも見ものでした。立派なミュージカルとして出来ていましたよ。ランカとシェリルの歌手としてのポジションを保ちながらもアルトに対する気持ちを表現しているなんてニクイ演習でした。

アルトは、この状態にどう対処すれば良いのか焦っている姿も可愛いです。アルトも歌舞伎という芸能の世界の人ですから有名な歌手に対して気後れはないみたいですが女性に対する免疫がないのでね。。。


リン・ミンメイを主人公にして初代マクロスの出来事を振り返って作られた作品(言い換えれば劇中劇)である「愛・おぼえていますか」で、輝・ミンメイ・美沙が修羅場状態になりかけてミンメイがその場から逃げるように去っていくシーンがありました。この後、輝がミンメイを追いかけ「愛・おぼえていますか」を歌うように説得します。その結果としてゼントラーディ軍の一部がマクロス側について戦闘の局面が大きくかわりマクロス側の勝利に導きました。この時に歌を歌ったリン・ミンメイの名を冠して、このような歌(文化)による攻撃を『ミンメイ・アタック』と呼ばれるようになったのです。

はい、次回の「ランカ・アタック」に通じているようです。。


閑話休題で・・・


時代でしょうか?初代マクロスが泥臭い三角関係だったのですが,今回は、三角関係の部分を見る限り「ラブコメ」風ということになっています。このラブコメ展開が思いもよらない結果を導くことにならないことを祈っています。最終話で大きな落とし穴っていうことは・・・。

シェリルはフェアリーであって何人かの実験もしくは研究のために利用していたということで間違いないでしょう。ランカはクィーンという名がついていますから、これだけで別格です。グレイスやレオンたちはバジュラに影響を与える歌を歌える歌手を見つけようとしていたようです。これがフェアリーの役目みたいですね。

たしかフェアリーナインと言ってたから9人目ということかなあ。


裏の人たちが言う計画名はオペレーションカーニバル。フェアリーナインであるシェリルですが、文脈から推測するとそれはフェアリーナインとしては失敗だった、という過去形だったからフェアリーナインとしての使命は以前に終わっていたみたいですけど。。。、このランカというクィーンの出現で完全に終わってしまったということなどでしょう。もっともツアーとしてスタートした計画は70パーセント強の出来だったそうです。どうやらもっと悲惨な状態を想定していたみたいです。

シェリルは遺伝子操作でもいいから普通の肉体を持っていて欲しいです。グレイスが検査用にの血液をすりかえたのが気になります。そのシェリルのイヤリングの効果が、響きあう世界(ホールドストリングス)のということです。意思とか思いというものを共鳴(伝達)するものということが判りました。回想シーンでアルトに歌声をもたらしたのはシェリルとランカの思いが伝達されたということだったのです。


病室でグレイスがシェリルに言った。

「あなたは強いもの」

病室を出てシェリルの血液を破棄しながら

「ほんと強いはアナタ・・。切り捨てたはずなのに生きて帰ってくるんですもの。」

そして新たな段階へフェアリーのシェリルを切り捨てクィーンであるランカを手中にして進む・・。




気になる場面がオズマとキャサリン・グラス の会話。アルトが准尉という階級から少尉に昇進したことが明らかになりました。准尉とは少尉以上の士官というクラスに入れないが士官としての仕事を行うための身分です。マクロスの世界では下士官でパイロットになる場合もありますが、SNSではアメリカのパイロットと同じで士官でなければならないみたいです。

話がそれましたが、この二人の会話は重要です。


オーナーであるビルダー氏に呼び出されたアルトを心配するオズマ。

「口封じ?」キャサリンが問うた。

「いや、もっとでかい裏がありそうだ・・」と答えるオズマ。

「あいにくだけど父は・・大統領はこの件に絡んでいない」

ハッするオズマ。オズマには大統領も怪しく思っていたことが顔色から想像できる。

「だとしたら・・・。怪しいのは・・・」

顔色が曇るキャサリン。オズマ達は何かに気づいていた。


ランカはバジュラに関するプロジェクトに参加させられることになりました。レオン達の「リトル・クィーン」としての計画の一環としてでしょう。やっと直に接触してきましたグレイスとブレラが・・・。

ランカがレオン側に取り込まれるということです。

一方、アルトはビルダーに呼ばれて邸宅におもむくます。前後の話から、この二つは友好的な関係では無いということがわかります。

このビルダー氏はシェリルと同じ石の指輪をもっています。もし、響きあう世界(ホールドストリングス)で共鳴していたとしたら・・・。全てとは言わないけど、大部分の情報を得ているということになります。バジュラに関するプロジェクトを阻止するためにアルトを呼んだのでしょうか?


グレイス達はプロトカルチャーが成し得なかったことを実行しようとしています。これが何かという謎が・・・増えましたけど・・・。