ライフ (1)/すえのぶ けいこ
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すえのぶけいこ ライフを娘から借りて昨日と今日二日に分けて読みました。既刊15冊で全て読破しました。キツイ内容ですよね。別フレって対象は高校生くらいかなぁ。別フレを含んで親はこの手のマンガ雑誌を読ませたくないそうですが・・・。

興味深い内容である意味では社会の一部を抉り取ったという感じです。実際、手元には「児童心理・・・特集いじめの心理と指導」という本を見ながらこれを書いています。昭和60年発行のこの本には

「これが劇画となればセックスと暴力以外に何物もない・・・」

という一文があります。記憶は定かではないのですが少年ジャンプハレンチ学園というマンガが掲載された時も非難があったと覚えています。いつの時代も同じだということでしょうか。

またこの手元の本にはイジメの類型として様々な事例が書かれています。ライフに描かれている内容に近いもの類型あるいは事例に載っています。


このライフは作者が読者及び出版社に過度に迎合していないとするならば・・・同作者のビタミンから想定して一種の社会批判精神があると思いますから多分迎合はしていないと思います・・・十分に過激な部分を含めて私自身は許容することが可能です。連載当初はイジメ問題も社会的或いはマスメディア的には小康状態でしたから作者のアイデンティティとして作風でしょうか。安直に一部の表現のみを取り上げての批判があるようですが私としては今後の展開を見てみたいと思っています。


ただし実際に苛められた人たちにとっては興味本位での作品でしかないかも・・・。実のところはその辺りが気になるのですが。