地元の大型書店が無くなるらしい。およそ20年の歴史に幕を閉じるようだ。
高校生当時、ギターを始めたばかりの頃、とてもお世話になった。当時サブスクなんてものはなかった(たぶん)から、ひたすらにCDレンタルをした覚えがある。
レンタルは5枚で千円からそこらで、以降もっと安くなったような気もするけど、CDを借りてはポータブルプレイヤーに取り込むというのを繰り返していた。ルーツミュージックに触れ始めたのもその時くらいだ。もしそれがなかったら、今の自分はいないだろう。
その当時の自分に音楽を教えてくれたのは、ライブハウスでもTVでもなく、地元の本屋だった。
ここから20年後にはどの場所が無くなって、どんな新しい風景が見られるのだろうか。寂しさはいつだって希望と隣り合わせだ。