備忘録 | 板橋晃紀 official blog

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実家にて。トイプードルのエマちゃん(通称えっちゃん)と戯れる。ちょっと見ない間になんだか少し肥えたなぁと、抱き抱えてお腹に手を当てる。「太ったとか知らんけど」と言った顔で僕を見返す。かわいい。



2つ、ライブキャンセルのお知らせをしてから、色んな方に心配の連絡をもらって、ありがたさと気を遣わせてしまったなぁという気持ちが入り乱れています。



ここ数ヶ月体調が思わしくなく、毎日息をするように手にしていたギターさえ満足に触れないことも増えていたり、本来自分でやるべき仕事に手がつかず、いつも以上にサポートメンバーに動いてもらうような日々が続いてました。



まあ梅雨のせいでしょ!たくさん寝てご飯食べて走ってれば治るでしょ!と深くは気にはしてなかったのですが、先月の主催企画「僕らのクロスロード」が終わった後くらいにガクッとコト切れたように駄目になってしまいました。



病院が苦手でしょうがない僕がなんとかかんとかお医者さんに診てもらって、まあしばらく全部お休みしましょうと、ただ全てを休む勇気はなくて、体に負荷の大きいライブだけお休みさせてもらうことにしました。



音楽と共に生きると決めた以上、売れてる売れてないは関係なく、一度出演を決めたライブを降りるということ、体調が悪くても、声が出なくなっても、どんな事情があるにせよそこで生まれる大きな葛藤からは逃げられません。コロナで出演辞退した時もそうだったけど、毎日のように考えてしまうし、本当に申し訳ないなぁと思います。



ライブや音楽以外もそう。大人として果たせなかった責任に対して、突き放されてしまうことももちろんあるし、仕方ないのかなとも思うけれど、それでも手を離さないでいてくれる人に救われてます。今それをひしと実感しています。



出演キャンセルの調整って、想像出来ないくらい凄く大変なことだと思います。それでもどちらのイベント主催さんも間髪入れず「またやろうよ」と言ってくれました。僕もそんな人間になりたいです。



そして絶賛制作中にも関わらず、サポートメンバーの2人も「ゆっくり行きましょう」と背中を押してくれました。プレイヤーとしても本当に素晴らしい2人ですが、こんな自分にも歩幅を合わせてくれる、優しい人たちです。



今は家族や仲間がご飯を届けてくれたり、気にかけてくれるおかげでなんとか生きられてます。体調に波はあるけど、ライブを休むこの2ヶ月でもやれる範囲での活動や、好きな人たちには少しでも会いたいなぁと思ってます。



僕は特別な才能があるわけではないから、良いものを作り出すにはひたすら削って、走って、量をこなして、たくさんの意見を受け止めて、そうすることでしか辿り着けないものってあるよなと思ってます。



ただ特別な人間でない分、ちゃんと自分の体の言うことにも耳を傾けなきゃなぁと反省している今です。それで出来ないことや、苦手なことが更に増えてしまうのは悲しいですからね。しっかり体を治して、また少しずつ返していきます。



書いてたら眠くなってきちゃったな。もう寝ようかな。明日はちょっとギターも弾いてみようかな。お知らせしたいこともあるんだよな。トイプーのえっちゃんと遊びながら、自分の体としっかりお話して決めます。いつもありがとうございます。また。



板橋晃紀