関西カウンセリングセンターの古今堂です!
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レジェンド降臨(ポールのこと)

昨晩、ポールマッカートニーのジャパンツアー初日に行ってきました。

70歳を超えてなお、生きる伝説として目の前で熱唱するポールを見て
色々なことを思い出しました。

私がビートルズに出会ったのは中学1年のとき(1978年)でした。
ひでちゃんに貸してもらった『オールディーズ』というアルバムでした。
一曲目が忘れもしない「シーラヴズユー」ですっかりハマッテしまった
私は、なけなしのお小遣いでビートルズのLPを買い集め始めたのでした。

そもそも、私達の中学生時代に当時2500円もしたLP盤を買うのは
大変なことでした。貸レコード屋も無い時代です。
しかも、レコードを買ったとして、それを聴く装置を手に入れるのが
また大変な時代でした。

ラジカセはみんな持っていましたが、レコードをカセットに落とすのに
ステレオが要ります。当時フルセットのステレオを買うとなると20万円
以上したので、学生ではとても手に入れることが出来ません。

私の場合は親父のお古のアンプとスピーカーをもらって、プレーヤーと
カセットデッキを、1年間新聞配達をして貯めた10万円をつぎ込んで
買いました。
こんな風に書いていると当時の記憶がまざまざと甦ってきます。
カセットデッキを選ぶときに何度も電気店に足を運んで、
カタログを穴の空くほど眺めたので、品番までいまだにはっきり
覚えています。

そんな思いで買ったステレオとレコードは、まさに自分にとって
何よりも大切な宝物でした。

そうそう、そういえば当時ビートルズのファンクラブに入会していて
年に4回ほど映画館でビートルズの映画とライブ映像の上映会を
やっていて、足しげく通ったものでした。
youtube、DVDはおろか、VHSのビデオも無い時代ですからね。

そうなんです。
そんな時から思うと35年の年月が経ったのです。

今回の来日公演は実は待ちに待ってチケットを取ってという
感じではなかったのです。
大阪講演のチケットを先行予約はしたものの、バタバタしていて
発券できず。今回は縁が無かったかな、なんて思っていたのです。

しかし、公演日が近づいてきて、ポールが関空に来たなんてニュースに
接すると「やっぱり行かないと後悔するよね」とか「ポールが大阪に来てくれて
いるのに」なんて心の声が聞こえてくるわけです。

実はチケットは、ヤフオクで講演前夜に落札して、講演当日に手に入れた
ものなのです。

昨晩は映画監督の渡辺シンさん(ロック好き)と打ち合わせの予定だったので、
ちょうどいいや、誘っちゃえと思って一緒に行きました。
当日大阪ドームに着くまでシンさんには何も言わなかったので驚いたと思います。
でも喜んでくれたと思います。

セットリスト(演奏曲目)に関しては、これから行く人にネタバレになっては
いけないので伏せますが、70歳を超えたポールのコンディションは大変よく
ノスタルジーでもヒットメドレーでもない伝説のロッカーのライブを見せて
くれました。

特にエンディングは語り継がれるかもしれません。

やっぱり行って良かったです。

もしかしたら最後になるかも知れないポールの背中に
心からの感謝を捧げたい気持ちで一杯になりました。


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