総合旅行業務取扱管理者は合格率が毎年22%前後という国家資格の中でも難関と言われています。膨大な試験範囲に途中で投げ出す人も多いとかなんとか・・・。

 

そんな中、実際に試験を受けた身としてポイントをいくつかご紹介します

 

ポイント① マークシートだからといって侮るべからず!

久々に、そう20年ぶりくらいに試験を受けた身としては、最近のマークシート事情にビックリ。どれか一つではなく、「正しいものをすべて選ぶ」「間違っているものをすべて選ぶ」方式もあるので、勘は当てにならないと考えて下さい。逆に、「どれか一つを選べ」の設問で点数を稼ぎましょう。

 

ポイント② あきらめも肝心。

「旅行業法」と「約款」は覚えてしまえば簡単なので、見直す時間もあるくらい余裕がありますが、「国内旅行実務」と「海外旅行実務」は試験時間も120分と長く、試験問題の数はもの凄く多いので、正直なところほとんど見直す時間はありません。分からないところはすんなりあきらめることも大事です。マークシートがずれる心配があるので、とりあえず埋めておきましょう。

 

ポイント③ なにがなんでも過去問を!

自分が勉強していて気がついたのですが、この旅行業務取扱試験の問題にはクセがあります。「旅行業法」と「約款」について言えば、設問の中で「言葉」、「あるのかないのか」「数字」などの必ずひっかけようとする場所がある程度決まっているのです。過去問をやればやるほどその傾向が分かってくるので、独学で勉強をするなら過去問がお勧めです。

さらに「国内旅行実務」「海外旅行実務」では過去問からよく似た問題が出題されることもあります。

JATA(日本旅行業協会)でも過去5年間の過去問がダウンロードできます。

https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/exam.html

 

ポイント④ 英語は旅行に関わる単語を覚える

reserve、invitation、chargeなど、旅行や支払いに関する単語を覚えておくと、少しは何とかなります。ホントに無理!という私みたいな人は英語は200点満点中の60点程程度であること、マークシートも「どれか一つ選びなさい」方式が多いので、他でカバーすることができれば、苦手な英語の問題に時間を割くよりも他に集中する、という手もあります。

 

ポイント⑤ 難問に見えてここが点数を稼げる国内海外の時事問題

これは絶対教えたい!と思っていました。試験を受けている最中に身震いしたくらいヤマが当たった所です。過去一年間で国内も海外も旅行に関するニュースが必ずあります。例えば2016年の試験であれば、2015年3月に北陸新幹線が開通、とか7年に一度の善光寺御開帳などです。試験は10月ですので、試験問題が出来上がる7月か8月くらいまでの1年間で起こったニュース記事をネットでピックアップしておいたのっが大正解でした。時事問題は過去問では分析できませんが、国内海外合わせて5問~8問くらいは出ますので、出題範囲としてはかなり絞り込めます。これが当たると通常30秒程度で解き進めなければいけないものをほぼノールックで解答できるのでかなりの時間稼ぎにもなります。

 

とりあえず、思いついたことを書きました。