まぁ、ウチのツイッターを見てる人だと分かるかもしれないけどさ、ちょいと今複雑な関係なんだよね(ーー;)
恋愛が関係してくるんだけどさ…。


まぁ、簡単に言うと

ウチが好きなK先輩が居て、K先輩が好きなBちゃんって女の子が居て、Bちゃんはウチの学校で一番接点の多い友達で…って言う三角関係w
ウチとK先輩とBちゃんは何だかんだって、三人で行動する事が多くて仲が良いんだけどね。



でも、BちゃんはK先輩に対してお兄ちゃん的な好きしか感じて無くて、恋愛対象としては見れて無いって相談も受けてて、
K先輩もBちゃんの事大好きだけど、妹的な好きが多くて、キスとかそういう事出来ないし、する気ないって言ってるのね。


まぁ、これが大前提なんだけど、


ウチがだいぶ前に熱出して倒れた時に、K先輩が学校休んでまで看病しに来てくれて、それからK先輩がウチの家に出入りするようになったんだけど
そうしたら、まぁ最初はお互いおふざけで押し倒されたりとか、ハグされたりとかはあったんだよ。
でも、その内K先輩からキスされて、ウチも嫌じゃ無かったしお互いにキスして楽しんでたんよ。
恋人じゃなくて、先輩と後輩の関係でもなくて、妹でもないっていう、ウチとK先輩の中途半端な関係が始まったんだけどさ...
そしたら、まぁ、K先輩からたまにちょっかい掛けられて、キスの先もされかけたりもしたけど、最後まではしてないけどねww

ウチとK先輩のこの中途半端な関係は、Bちゃんには言ってないんだよね。
だって、Bちゃん純情だからさ、こんな関係言ったら、確実にウチもK先輩も引かれるだろうし、嫌われて当然だろうからねww

そんな関係を続けててさ、ウチもK先輩の事好きだし、告白したんだよね。
まぁ、告白したことはBちゃんには言わなかったんよ。
そしたら、K先輩がBちゃんに相談しちゃって、まさかの展開でドタバタしたんだけど、
まぁ、Bちゃんにも事情を話して、納得してもらってさ、
Bちゃんもウチの恋応援してくれるって言ってくれて、恋敵じゃないから安心してっても言ってくれたんよ。

まぁ、結局ウチとK先輩は付き合わない事にしたんだけどさ…
だってK先輩はBちゃん大好きで、ウチと付き合う事は出来ないって言われたんだけど。
解りきってた結果なんだけどね~w


そこから、また中途半端な関係が続いたんだけどさ…
三人で居る時は、K先輩はBちゃんにデレデレで、それを見ながらウチも笑ったり、からかったりするって言う、表の関係と、
ウチとK先輩の二人っきりで家に居る時は、キスしたりハグしたりって言う、セフレの一歩手前みたいな裏の関係。

それを続けている事は、確かに辛かったし、Bちゃんに嫉妬したこともあるけど、それはそれで楽しかったし、K先輩の幸せそうな顔見れてウチも幸せだったし、良かったんだよ。


そんで、この前なんだけどね、
Bちゃんから衝撃的な報告あってさ…
K先輩とBちゃんが一週間ぐらい前から付き合ってるんだって。
さらっと、話の中に出て来たから、ウチは軽く流して話してたんだけど、BちゃんはやっぱりK先輩には恋愛感情抱けてなくて、長く続く気はしてない。って言ってるんだよ。
まぁ、ウチも突然の事で頭と心が付いてか無くてさ、そのまま何事も無いように話してたんだよね。

んでその日の夕方に先輩がいつも見たいに遊びに来て、その事を聞いたんだよ。そうしたらさ…

告白があった訳じゃないんだよ。付き合っても良いって言ったらどうする?ってメールが来て、本気なら付き合いたいって言ったら、半分本気って返事が来てさ…試しに付き合ってみる?って返事したら、うん。って返事来て...それで付き合ってる。

って先輩が言うのね。

どういう事?

Bちゃんはウチの恋敵じゃなくて、恋を応援してくれてるんじゃなかったの?
先輩はウチを少しでも好きだから、キスしたりしてくれてたんじゃなかったの?
誰が一番なの?って聞いたときだって、Bちゃんと同じぐらいウチの事も大好きで、大切だって言ってくれてたのに、どういう事?

ウチの気持ち知ってて、Bちゃんは恋の邪魔をしてるの?
それとも、Bちゃんの作戦かなんかなん?


まず、Bちゃんの心理が一切分からん。
あれほどウチに信頼してだの、隠し事しないで全部話してだの言ってたのに、どういう事?
信頼するどころか、Bちゃんの考えも何もかも理解できないし、言葉も行動も信用できなくなったわ。

それに、K先輩はさ、
恋愛感情持って貰えて無いのに、付き合うんだね。
一方的な愛情になるって解ってて、付き合ってるんだって。
ウチの本気には答えてくれないのに、そんなノリで付き合えるんだね。

もっと早く告白してたら別な結果が待ってたのかな、なんて思うよね。

それにさ、Bちゃんと付き合ってるくせに、ウチの家に遊びに来て、ハグしたり頬キスしたりするK先輩の心理も分からんわ。



なぁ、どうゆう状況なん?
どうしたら一番良いん?
K先輩とBちゃんの考えとか一切分からんのだけど、誰か考察してくれん?
ねぇ…

私だけを見て欲しいの。
















「可愛いなお前。」

『嘘つきー。あの子の方が可愛いと思ってるでしょ?』

「まぁ、アイツは特別だろ」



知ってるよ。私とあの子を比べた所で叶う訳ないんだから。




「だけど、お前も可愛い。」



そう言って唇を重ねてくる貴方。

結局私はなんなの?



彼女ではないし、ただの後輩でもないし、妹でもなくて…

貴方の好きな子は、あの子だけだし…




『キスしてこないで。好きじゃないんでしょ?』

「えー。ラブレター書いたじゃん。」

『嘘ばっかり書かれたラブレターは貰ったけどね~』




おふざけて貴方が書いた恋文。その内容は、本当ならどれだけ嬉しいだろうと思う内容で…




『飲み会の時、初めて見たときに一目惚れしました…』

「あー!!!言うなって!」

『あの子が好きだと嘘をついて…ンッ』



貴方のラブレターの内容を、覚えてる限り口にする。

それを拒もうと、貴方は私の唇をふさいだ。




『何すんのさー。』

「こうでもしないと、喋るだろ?」


『…お前と話す口実が欲しかった…んッ』



また、塞がれる私の唇。今度は口を開こうとしても、開かせてもらえずしばらく重なったまま。



『…分かったから。もう言わないよ。』

「それで、よし」



そう言ってまた、軽く唇を重ねられた。




「あーもう、疲れた。お前の口塞ぐの大変なんだけど」

『そんな事知らないよ。』



私は布団へと体を投げ出した。貴方は煙草に火を付ける。

部屋に満ちる煙草の苦い香り。





『煙草臭ーい。』




本当は嫌いじゃない。自分の部屋に満ちて行く貴方の香り。だけど少しだけ不満げに言ってみた。




「でも、嫌いじゃないんだろ?」

『…おもしろくなーい。』




なんか、心を見透かされたみたいで面白くない。



「何拗ねてんの?」

『拗ねてないし。』

「…拗ねてんじゃん」



キツイ煙草の香りがする貴方が、私の隣に横になる。

私の頭を持ち上げて、腕枕をしてくれる。絡まった髪の毛に指を通して、梳かしてくれる。




『…知らない』



自分の中に渦巻く、子供っぽい感情に気が付いて、貴方に背を向けた。




「こっち向けよ。」

『…や。』

「ったく、仕方ね―な。」



そう言って、力強く引き寄せられた。

貴方は、優しく額にキスをして、頬にキスをして、そして、また唇を重ねた。

普段なら、一瞬しか重ならないのに、随分と長いキス。




『…私って、いったい何なの?恋人でもなければ、友達とか後輩でもないし、あの子に振られた時のキープなの?』

「どれも違う。」

『んじゃ、何?…恋愛感情持ってないんでしょ?』

「…わかんねーよ。」

『…そ。』





思わず今までの不満が、こぼれた。言わずにおこうと思ってたのに。

感情に任せて、口走った事に後悔が襲ってくる。




「そろそろ帰るわ。」

『…帰るの?』



おもむろに、立ち上がって帰る準備を始める貴方。



『…門限ないんだし、もうちょっと居てよ。』

「だって、レポート明日提出のあるし…」

『…そっか。』



荷物をまとめる貴方を見つめる。

このまま帰られたら、後味悪い。



『つまんないのー。馬鹿。』

「バカってなんだよ。ってか、背中に乗んな!」



屈みこんだ貴方の背中に乗っかって、貴方の髪を撫でた。

貴方は、私の腕を後ろ手に押さえて、動きを止めた。



『女ったらし!チャラ男!変態!!』

「酷い言い草だな」



くるりと振り向いた貴方の腕の中に囚われた。




『…なんなの?』

「お前と居ると落ち着く。」



そう言って私の肩に、顔をうずめて必死に抱き付いて来る貴方は、とても私より年上に見えなかった。



『…分かった。またおいで』

「優しいな。」

『まぁね~』



どんなに苦しくても、結局折れるのは私。



「…ちょっと力抜いて立ってみ?」

『何する気?』

「いいから」



いきなり、膝裏と肩に腕が回って持ち上げられた。



『え!?ちょ!何??』

「お前、軽いな。」

『なんでいきなりお姫様だっこなのさ!!』


「んーしたかったから?」



いきなりの事に戸惑う私と、どこか得意げな貴方。

私は落ちないように、貴方の首に手を回すしか出来なくて…。



『凄いね...重くない?』

「全然」

『初めてお姫様抱っこされた…』

「…顔真っ赤!可愛いのー」



そう言って、また貴方は私に口づけをする。



『だって…初めてでどうしていいかわかんないし…』

「ホント、お前可愛いよな」




驚きと動揺で、下ろされてもボーっと立つしかできなかった私にそう言って、私の頭を撫でる。



「帰るか!最後にお前の可愛い反応見れたし♪」



一人ご満悦な貴方を送る為玄関まで、くっ付いて歩く。






靴を履いて、玄関の扉を開けて、貴方は振り返る。



「また来るから。」

『…はいはい。そん時は連絡頂戴』

「ん。」



そして、別れ際にまた一つ口づけをくれる。



「…なんか、恋人同士みたいだよな(笑」

『付き合ってないんだけどね~』




そう言って二人で苦笑した。




玄関の扉をあけて、貴方を見送る。




『気を付けてね』

「はいはい」

『…ホントに私達って付き合ってないよね?』

「わかんねーよ(笑」

『ばーか!』



『…またね』
「…またな」




二人の声が重なった。


貴方の姿が見えなくなるまで、私は玄関で見送った。



貴方が居ない少し広くなった部屋の、広くなり過ぎた布団に横になる。

貴方から貰った、嘘ばかり書かれたラブレターを開いた。










ーーーーー

直接言うのは恥ずかしいから、手紙にしました。

でも、回りくどいのも性に合わないので、単刀直入に言います。


貴方が好きです。


新入生歓迎会の飲み会のとき、初めて見たときに一目惚れしました。

最初は後輩として見ようと努力したのですが、仲良くなるにつれて、胸が苦しくなり、押さえきれなくなりました。

あの子が好きだと相談すれば、話ができると思い、嘘をつきました。ごめんなさい。

貴方と話がしたくて、口実が欲しかったのです。

急な話で動揺してると思います。ですが、いい返事を待ってます。

最後に、貴方が大好きです。


ーーーーーー




『嘘ばっかり、書いて…。それなのに、リアリティーあり過ぎだよ。馬鹿。』



貴方の香りが残る部屋で、一人少し泣いた。


嘘だと解っていても、本当であって欲しいと望む心が顔出すから、余計に辛かった。






彼女になれなくて、友達や後輩でも居れなくて、中途半端な関係。


口づけをどんなにたくさん貰えても、貴方の心は手に入らない。

偽の愛の告白は手に入ったけれど、一つも嬉しくなくて。


口づけをされると言うのは、本当は幸せな事で、特別な人がされる行為なんだろうけれど、

私の貴方の関係では、どうなのですか?


私は、貴方の特別になれてるのですか?



完全にこの関係を拒めればいいのに、私は貴方が好きで、貴方の口づけも好きで、貴方のぬくもりも優しさも好きで…
離れられないから、一番たちが悪い。


きっと後悔する。…いいえ、すでに後悔してる。

でも、もう戻れないの。



どうか、このまま。

一線を越えること無く、このままの関係が続く事を祈る私は、きっととてつもなく愚か者で…。










ねぇ、俺の目を見てよ。

目を逸らさないで。






「やだぁ!」

『なんでだよ。』

「…だって、なんか…恥ずかしいもん」




そう言って、自分の顔を両手で隠す俺の最愛の彼女。



『いいじゃん別に。目を合わせてって言ってるだけなんだから』

「それが恥ずかしいの!」



彼女の大きな目を覗きこもうと身を乗り出す。

俺の視界が突然塞がれた。



『何すんのさ。』

「だって、やめてくれないんだもん」



そう言ってふてくされる彼女の小さな手のひらが、俺の視界をふさいでいた。

その小さな手は、とても優しくて、暖かくて、時に冷たくて、弱くて...


『大好きだよ。だから、見せて?』

「ずるいよぅ…恥ずかしいものは、恥ずかしいんだもん。」


真っ赤な顔でやや下から睨みつける彼女だけど、怖くも無くてただ、可愛いだけだった。



数秒見つめあえたかと思えば、すぐ目を逸らす。


『ねぇ、逸らさないでよ。』

「だってぇ~…」

『俺の事、嫌い?』

「それは、違う!…けどぉ...」



やっぱり、少し意地悪し過ぎたかな?

大きな目が、涙を含んできた。



『ゴメン。もう無理言わないから。目、瞑って?』

「…?こう?」



長い睫毛が縁取る、愛しい彼女の目。

まだ、少し赤みが残る、最愛の彼女の頬。

柔らかでしなやかな長い髪も、最近太ったと気にしてる横腹も。

何もかも、愛おしくて。



「…まだ?」


何も起こらない時間に痺れを切らして、彼女が目を開けるその時を待って…

超至近距離で、彼女を見つめる。


『愛してるよ。』


一気に真っ赤になる彼女の、可愛らしい唇にキスを一つ。

その小柄な体を俺の腕の中に閉じ込めて。





幸せの青い鳥なんていらない。

俺の腕の中に幸せは存在するから。

捕まえたからには、離さない。


覚悟してて、君がどんなに嫌がっても

俺は君と見つめあうから。



君に、恥ずかしいトコなんて何一つない。

だって、俺が愛しているのは君の全てなのだから。