気が付いたら５月。
月日があっという間に流れてます
乳癌の手術をして、丸５年が経ちました。
「５年」というのは一つの目標でした。
ステージ３Cだった私が
抗がん剤治療を拒否した時。
あと５年元気に生きられたらいいという私に 主治医の先生は、
「５年どころか２、３年で…」と言葉を濁しました。
抗がん剤をしなかったら私の５年後はないのかもしれない…。
それを覚悟の上での選択でした。
当時、中３と小６の息子達。
特に次男はまだ小学生で、母親である私の役目は沢山残ってる。
先生は、
「５年先、１０年先を考えて、頑張って治療して欲しい」
と、私を説得して下さったけれど…。
５年後に私がこの世にいなくても、次男のお弁当作りなどは夫が頑張ってくれるだろう。
おそらく…
母のように副作用で苦しむ日々が何年も続いたら、子供達が私を必要とする時期に何も出来なくなるかも…。
子育てが終わってから元気になっても私としては意味がない。
その時の私の役割は家事くらいだろうから。
家事だけなら私の代わりはいる。
５年先の事より、治療しないで副作用に苦しまず、子供達と元気に今を生きる方が良い。
抗がん剤をしたからといって100%治るわけではない。
色々思い、抗がん剤はしませんでした。
治療の説得に応じない私に
「せっかく助かる可能性があるのに勿体ない…。」
そう言った先生。
あら？
私は生きる事を諦めたわけじゃないですよ！
抗がん剤をしないだけで、それ以外の方法で頑張りますから！
そう心の中で思ってました。
今年に入って骨転移をずっと疑われているけれど、今まで元気に生きられたので、治療しなかった事は全く後悔していません
寧ろ、しなくて良かったと思ってます。
次男の最後の小学校の運動会も、お弁当作って見に行けた。
息子達の部活の応援、車出しなど、忙しかったけど元気に楽しめた。
生きられないと言われた５年が経ち、息子達は大学生と高校生になりました。
私は元気です。
そして予定通り、家事をすればいいだけの家政婦と化してます！笑
この５年の間に、次男は、男子が一番成長する時期と言われる中学生時代がありました。
その中学生時代の３年間で、２７㎝身長が伸びました。
小学６年生くらいになると、背の高い子はランドセルを背負わすのが気の毒になるけど、次男はいつまでもランドセルが似合ってました😅
中学生になっても暫くは学生服よりランドセルの方が似合ってたけど…
そして、この５年の間に桑田さん一筋だった私が、羽生くん、春馬くんのファンにもなりました。
ドキドキしながらフィギュアスケートを観たり 映画を観たり。
それまであまり興味のなかった世界に足を踏み入れ、新たな出会いが生まれたり。
今年からは桑田さんがコーチとなり、久しぶりに巨人を応援する日々。
４月は羽生くんの出る試合やアイスショーもあって、あちこち忙しかったです
テレビを観て応援するだけだけど
子供達が成長して家政婦のようになっても、こんなに楽しい事が待っていた！
そして今年の夏は、久しぶりに愛媛でジャイアンツの試合が予定されています
心配なのはコロナで中止になってしまうこと…
何処のホテルに泊まるのかな〜？
と呟いてたら、次男に
「追っかけは恥ずかしいけん、やめてくれ」
と言われました😅
はい。
知り合いのいるこの街で追っかけするのはやめておきます
県外に行けるようになったら県外で追っかけしてきます
昔のようには走れないけど
こんなに楽しい事があるのに、転移なんかあるのかな…。
先日、気功整体にも行ってきました。
今回転移を疑われている辺りを診てもらうと
「これは転移というより、何かデキモノのような感じですね。
これくらいなら健康な人でもありますよ。」
そして、その辺りを指で押されると痛かったのに、少し治療をした後再び押されると、不思議な事に痛みが全くなくなってました😳
次のMRI検査は今月中旬。
私の背骨はどうなってるんだろう🤔
結果が楽しみです！笑
人間、欲が出るもので、５年生きられたらいいと思ってたのに、５年じゃ足りなくなってます😅
今は心の持ち方が一番の治療だと思って、日々勉強中です
不安にならない。
病気から逃げず仲良くする。
自分の身体に感謝する。
笑顔でいる。
「生きる目的は自分を磨くことだと思う。
だから試練や困難は、僕に与えられた砥石なんだ。」
試練や困難は砥石。
試練や困難が多いと、どんどん自分が磨かれる。
そう思うと心が楽になるかも、ですね
今日も長々と最後までありがとうございます