私の父は78歳。
男子厨房に入るべからず
そんな時代の人。

母も生前は、
父の身の回り全てのお世話をしていました。


母が腹膜癌の治療の為に通っていた病院は、
実家から車で1時間40分程。
父の運転で母は通院していました。

闘病生活が長くなり、
通院するのが大変になった事もあって
両親は長年住み慣れた家を離れ
姉家族と同居をする事に。

病院も近くなり、娘家族とも一緒に住めて
安心したようでした。


同居して母が亡くなるまでの1年半は
姉が仕事を休ませてもらっていたので
家事は姉がしていました。



母が亡くなってから、
姉は職場復帰することに。
姉の旦那さんは出張が多く留守がち。
当時、姉の子供は高3と中3。


そんな環境で
父は、自分が家事をしなくては、
と思ったようです。


タブレットでクックパッドを見ながら
栄養を考え、慣れない料理をし、
掃除、洗濯をし始めました。

広告を見ては安い食材を求め、
1日三軒スーパーをハシゴする日も。

家事を始めて5年。
今では 唐揚げ、八宝菜、煮物、などなど
レパートリーも随分増えました。

たまに作り過ぎたと言って、
うちにおすそ分けしてくれる事もルンルン
まるで母とのやり取りのよう…


とっくに定年退職していた父。
ゆったり過ごしていてもいい年齢。

ところが、70歳を過ぎて
家族5人分の家事に忙しくなりました。
1年前から上の子が一人暮らしを始めたので
今は4人分ですが

大学生の姪っ子に
〇〇まで送って欲しい!
と言われれば、
ホイホイ車を出して送迎し、
ついでに姪っ子の友達も一緒に送迎したり。

若い女の子と交流もできて 
まんざらでもない様子口笛



こう書くと、元気いっぱいのおじいちゃん
という感じですが

心臓が悪く、
去年ペースメーカーを入れ、
さらに
アミロイドーシスという難病を
患っています。

タンパクが異常に増える病気で、
父の場合は
それが心臓のまわりにあるようです。

3年前から、
いつ突然死するか分からない
と、病院の先生から言われていました。

体調の悪い時期もありましたが
幸い、去年から使えるようになった新薬が
効いてるようで、
数値は今のところ安定しています。


家族に必要とされているからこそ
元気でいようと思えるのかもしれません。


誰かに必要とされる事
生きる活力になりますよね照れ




それにしても
私が子供の頃は家事なんて一切せず
家に居る時はいつも
寝転んでテレビを観ていた父が

まさか、まさか、
70歳を過ぎて家事男子になるなんて〜。


忙しいとは思うけれど
認知症予防にはいいのかなニコニコ


父をみていると、
ヤル気になれば年齢なんて関係なく
何でも出来る気がしてきますアップ



最後まで読んで頂き
ありがとうございますキラキラ







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