私の母親はガーデニングが趣味です。東京にいた頃からベランダでバラを育てており、毎日夕方は水やりが大変なほど、鉢が何十個も置いてあったのをよく覚えています。広島に引っ越す際に、ベランダにあったバラを持ってきて、こっちの家の庭に地植えにし、他にも季節ごとに様々な花や植物を庭に植え、花壇を作り、今でもガーデニングを楽しんでいます。
私がライラックを初めて見たのも、母が庭に植えていたからでした。まだ名前も知らないその花、小さい花がたくさん付いているのを見て、可愛い花だな〜と思ったものです。

円錐状に小さい花が房咲きになっていて、花弁は4枚に分かれています。ふと、中に花弁が5つに分かれている星のような形のものを見つけ、母に、これ星みたいだねと話し、なんで4枚のものがほとんどなのに、時々5つに分かれてるものがあるんだろう…と、ふいに不思議に思って、興味が湧いて調べてみることにしました。
すると…5つに分かれている花は稀で、その5つに割れた花は「ハッピーライラック」と呼ばれるらしいのです。「ハッピーライラック」なんだか素敵な名前です。その上、ハッピーライラックを見つけた人は、見つけたことを誰にも言わずにその花を飲み込むと愛する人と永遠に幸せに過ごせる、という言い伝えがあるというんです。なんて素敵なんだろう、と、一気にライラックが大好きな花になってしまいました。
花言葉には「思い出」というものもあります。

ブログのタイトルを「ライラックを君たちへ」というものにしようと決めた理由は、ライラックが大好きな花、ということに加え、「思い出」という意味があるということで、子供たちとの思い出を記録に残すという意味を込めて、ということでした。こじつけっぽさは否めないのですが…


思い出を君たち2人へ。そして、2人がハッピーライラックを見つけた時に、その言い伝えを本当にしたい、と思えるような、友達でも恋人でも、誰でも、愛する人に出会えることを祈りながら…

これからも2人の男児の子育てに、奮闘してゆきたいと思います。