最後の夜は興奮してなかなか寝付けなかった
【 関門トンネル人道入口 】
海峡関門大橋のすぐ隣にあり、地下を通り本州と九州を通る地下道
ついに県境
福岡県へ
九州から見る本州
これまでずっと走ってきた本州を離れるのは不思議な気分
今日は24日目
このブログは6月3日に旅にでてから、ネット環境が無いことも考慮し
3日ほど日をずらして書いています
母の手伝いで2日ほど中断したこともあり
ゴールしてこのBLOGを書いている日は6月28日
アップ日とはタイムラグがあり、僕にとって少し前の話になります
想えばこの旅は、旅自身を楽しむものというよりかは
ゴールする事が目的だった
いくつも記憶に残る景色はあったはずなのですが
もう少しずつ薄れてきていて、なんとなく心地よかった感覚だけが残っている
門司駅
特に後半は走る事、先に進むことが楽しくて仕方がなかった
もっと観光する所はあったし、ゆっくりも出来たけど
少しでも先へ進むことを優先してきました
街をゆっくり見ながら、それ自体を楽しむというのは
自分には向いてないのかもしれません
福岡まで68キロ
小倉駅
この旅で何かが変わったとか、成長したとかみたいな自己啓発的な事は特になく
相変わらず嫌な事思い出してイライラしたり
不安な事を思い出して悪い気分になったり
特段自分自身が変わることなど無く
変わったのは真っ黒に焼けた肌と、急激に成長した足の筋肉
たった24日、日本の半分で人生感が変わるほど
ゆるい人生は歩んできてない自身はあります
走りやすい道を進み
八幡駅
でも、とても良かったと思うのは、誰もがわかっていることですが
遠くても目標があり、そこに迷いなく進んでいけば
微々たる一歩でも積み上げればそこに届くという事を体感できたこと
今は簡単に情報が手に入るので、分かった気になるのは簡単で
実際に感覚として理解することも出来ると思います
でも体感は、自分自身で実行する事でしか得れない
体感も感覚も人間なんてすぐに忘れてしまうので
このタイミングで感じられた事は、とても意味があった
」」ついに福岡市へ
あと、自分が歳を重ねても、子供が生まれても話せる事が一個増えた
それだけで、とっても意味がある素晴らしい事です
最後にお世話になった【 サイクルベースあさひ 】で空気を入れ
箱崎駅へ
もうすぐそこが博多
最後の日は道のりがとても長く感じた
1800キロなんてよく分からないし、リアルじゃないから走るしかないですが
最後の日はそれがリアルになり、自転車で走る80キロという数字が
現実としてそこにあったからだと今は思います
そして博多駅！
飛行機なら2時間もかからない距離をとても長い時間をかけて走ってきた
天神駅
白川郷、21世紀美術館、明石海峡大橋、鳥取砂丘、
水木しげるロード、出雲大社、平和記念公園、厳島神社
ほんとうに色々な場所にいって色々な人に会いました
旅に出た日がとても昔のように感じられますが
体感としては凄く短く感じて、時間の感覚が自分の中で折り合いがつかない
とても不思議な感じです
大名のPOPに到着
24日間 合計走行距離 1827.91km
ついにゴールしました
意外とあっけなく旅の終わり
きっとこんなものなのだと思います
逃避の時間は終わり、明日から新しい生活と仕事のスタートです
1ヶ月近くこのブログにお付き合い頂きありがとう御座いました
なんか、異様にアクセスが増えた時期があったがあれは何だったのだろう？
ちなみにこの翌日、荷物も無く100ｍほど走った所で
後輪のチューブとピンクのタイヤが破裂しました
岐阜で後ろから来る車から目立つように交換した後輪は
もうとっくに擦り減って限界を迎えていたそう
なんて甲斐甲斐しい主人思いの自転車だろう
よく頑張ったぞＣＥＬＬ
今は、丈夫な黒のタイヤになっています
出発地点 ： 下関
到達地点 ： 福岡
走行距離 ： 87.84km
合計走行距離 ： 1827.91㎞