Caglayan BC, Basakci Calik B, Gur Kabul E, Karasu U.

Investigation of effectiveness of reformer pilates in individuals with fibromyalgia: A randomized controlled trial.

Reumatol Clin (Engl Ed). 2023 Jan;19(1):18-25.

線維筋痛症患者におけるリフォーマーピラティスの有効性の調査：ランダム化比較試験

序論と目的: 線維筋痛症は、広範囲の痛み、睡眠障害、疲労、その他の身体症状を特徴とする慢性疾患である。臨床ピラティス法は、症状の改善に使用できる治療法である。この研究の目的は、線維筋痛症患者に対するリフォーマーピラティスエクササイズの有効性を調査し、自宅のマットピラティスと比較することである。

材料と方法: 線維筋痛症と診断された28人の女性 (年齢平均=45.61±10.31) が本研究に含まれた。参加者は、リフォーマーピラティスグループ (n=14) と自宅のマットピラティスグループ (n=14) の2つのグループにランダムに分けられた。リフォーマーピラティスと自宅のマットピラティスエクササイズは、6週間にわたって週2回実施された。疼痛部位目録による疼痛部位の数、線維筋痛症影響質問票による臨床状態、椅子立ち上がりテストによる下肢筋力、タイムドアップアンドゴーテストによる機能的可動性、認知運動療法アプローチ - 生物心理社会的質問票による生物心理社会的状態、および短縮フォーム36 (SF-36) による生活の質を評価しました。すべての評価は治療前と治療後に評価しました。

結果: リフォーマーピラティスグループでは線維筋痛症影響質問票と椅子立ち上がりテストに有意差がありましたが、ホームグループでは疼痛部位目録、線維筋痛症影響質問票、生物心理社会的質問票、短縮フォーム36、身体コンポーネントでベースラインと比較して有意差があった (p<0.05)。デルタ値に関してはグループ間に統計的な差はなかった (p>0.05)。