今回は、真面目な記事です。





新しい情報が入りました。





提供元は、独立行政法人放射線医学総合研究所です



以下は、そのHPを転載しております





放射線被ばくに関する基礎知識 第6報

平成23年4月14日(木) 20:30更新



4月11日に、政府が計画的避難地域というものを指定

しましたが、基準になっている20ミリシーベルトの意

について教えてください。




国際放射線防護委員会(ICRP)は専門家の立場から放射線防護に関する勧告を行う国際学術組織ですが、今




回の基準は、このICRPの勧告を基に原子力安全委員会の助言を得て定められたと報道されています。




ICRPの2007年勧告では、非常時の放射線の管理基準は、平常時とは異なる基準を用いることとしています。ま




た非常時も、緊急事態期と事故収束後の復旧期を分けて、以下のような目安で防護対策を取ることとしていま



す。

  1. 平常時:年間1ミリシーベルト以下に抑える
  2. 緊急事態期:事故による被ばく量が20~100ミリシーベルトを超えないようにする
  3. 事故収束後の復旧期:年間1~20ミリシーベルトを超えないようにする

現在の福島第一原子力発電所の状況は、2)の緊急事態期に当たります。




今回の国の方針は、緊急事態期の被ばくとして定められている20~100ミリシーベルトの下限値にあたるもの



で、福島原発周辺の方々の被ばくが、事故による被ばくの総量が100ミリシーベルトを超えることがないような対




応をしつつ、将来的には年間1ミリシーベルト以下まで戻すための防護策を講ずること




を意味していると思われます。




古島和可子でございます