一昨年の10月に念願の社内異動が叶い、本社へ異動してから早1年4ヶ月。
ようやく仕事に慣れて参りました!
実は私、新人の頃から異動希望を出していたのですが、何と異動するまでに15年近くかかりました。よく辞めなかったな~と自分でも思いますが、これを知っていればもっと早く異動できたかも!と思うところがあったので、どなたかの一助になればと思います。
新人の時、仕事に就いた時すぐに思ったのです。「あ、この仕事向いてないな」と。
ただ、仕事内容も色々あり、私はメインの仕事とサブの仕事を掛け持ちしていました。メインの仕事は苦手ですが、サブの仕事はメインの仕事より得意。サブの仕事をメインの仕事にしたいと異動希望を毎回出すも叶わず…。
サブの仕事を細々やっているので、ある程度やり甲斐は満たせている…。でもメインの仕事は相変わらず苦手な状態。
でも、心のどこかではこうも思っていました。(異動したい気持ちでいっぱいだけれど、メインがこんなに苦手では異動先でもうまくやっていけるかわからない。異動希望を出しているけれど、私なんかが異動しても大丈夫だろうか…?)
結果、ずっと異動できないのです。
(後々上の方に聞くところによると、チャンスは何度かあったとのことですが、なぜか他の人に決まってしまったりタイミング合わず…みたいなことらしかったです。)
ところが。
4年ほど前に、別部署から内々に異動のお話が持ち上がりました。私が サブでやっているような仕事をメインにしている部署の方からです。
私はその話に飛び付きましたが、社内の事情でなかなかすぐに異動することができません。
ただ、その時も、心のどこかでは当時の所属部署に後ろ髪を引かれている自分もいました。
10年以上やってきたことを、ある意味全て捨てて異動しても大丈夫なんだろうか…。
そんな時、上司との定期面談がありました。
上司は、私がサブで担当していた仕事は今後無くなっていく仕事でメインの仕事を頑張らないと意味が無い、と話されました。
でも、私は「今後無くなっていくであろうサブの仕事」を15年間近くやってきました。そして、今日明日急に無くなる仕事でもないことを知っています。そして仮に、いつか本当に無くなる仕事だとしても、今は誰かがやらなければいけない仕事なのです。
サブで頑張っていた仕事のことは全く評価されず、メインの仕事のこともマイナスなことばかり言われ 、とても落ち込みました。
以前だったら、ただ単に「辞めたい」と思っていたと思います。
でもこの時は違いました。
『本当に心の底から異動したい』
『そして、もしこのまま異動できないなら、仕事を辞める』
と、思いました。
上司との面談であまりにもモチベーションが下がり、どうしようもなくなったため、上司の上司へ面談を申し入れ、上司との面談でのやり取りと、自分の気持ちを伝えました。
できる限りのことをしたと思います。
ほどなくして、私は異動しました。
しかし、異動が決まったのは、私が上司の上司に訴えたから、ではありませんでした。
不思議なことに、私が上司の上司に訴えた時には、既に私の異動は決まっていました。
なぜ異動できたのか。
その答えは
上司との面談後に
自分の中で『決めた』からだと思います。
一切、後ろ髪を引かれない。
自信が無いことも言い訳にしない。
もう、ただただ異動したいし、私は異動する。
異動できないなら、この仕事を辞める。
今は当時の上司に感謝しています。
ネガティブ発信ではありましたが、私が自分の中で『決める』ことができたのは、上司のお陰ともいえますから。
「もうここでは嫌だ!」というきっかけになりましたので。
長年叶わなかったことでも
・はっきりと自分の中で決めること
・ネガティブなきっかけだったとしても、行動すれば、それが次への扉を開く鍵になることもある
人生にはこんな仕組みもあるみたいです。
今、必要な方に届きますように。
kojimaruosho-🍀
