8/3~5、西湖に隣接する場所でキャンプをして来ました。
緩やかに流れる時間、強い陽射しの太陽、まるでスローモーションの
ような夏の思い出となりました。
富士の山麓が映える広大な敷地と空を遮るものは何もなく、初日は豪雨が、
二日目から太陽が我々に降り注いだ!雨・・そして晴れという天気。昨年は
台風が襲いました。つまり迷惑極まりない雨男がいて、ほぼ確実に雨が付き
纏うイベントです。その主犯者がMさんである事を参加者全員が知っています。
一方でマイミクでもある最強な晴れ男さんもいるので最悪は免れてる。つまり、
晴れ男さん不参加となると、いささか問題があるわけで、参加者が居なくなって
しまうイベントかも??常に自然と向き合う緊張感がある、そんなイベントです。
さて、昨年は「サプライズタイム」がテーマでした。食材仕入から調理に演出を
仕掛けたスペシャルメニュー、各種イベントを綿密に計画した上で挑み達成感が
ある内容だった。参加者も過去最大で15名にも及び、休む間もなく働いたという
感じ。へとへとでした。
そんな事もあり今年のテーマは「スローライフ!」もう一度、キャンプ本来の目的
に戻り、ゆるやかに流れる時間に身を置きながら心に栄養を注入する。
『スローライフな朝』
虫の泣き声と強い陽射しの太陽の光りで眼を覚ます!起きる早さは年寄り順!
まさに自然の摂理!まさに正道でした。全員が集う頃には朝食の準備が進む。
バターロールを炭の上であぶると芳醇な小麦の香が漂う。溶けたバターが生地
に染み込み、口に運ぶとそれは・・絶頂の幸せです。オリエンタルスタイルで付け
合わせにスクランブルエッグとベーコン、パスタサラダもほうばって、キャベツと
鴨ハムのミネストローネを口に流し込む。
自然の中で食べる朝食はシンプルであればあるほどに美味いっ!
『スローライフな昼』
恒例の流しソーメン大会!上流から下流へ流れるソーメンをすくい上げて、鶏がらの
特製たれをつけて食べる。うま~い!
食べてから夕飯まではそれぞれのスローライフを過ごす。釣りをする者、近隣の観光地に
足を運ぶ者、ベットに横たわり昼寝する者、気付くと皆が太陽でローストされて、痛々しい
日焼け顔で夕暮れに出会う!
二日目の昼前に買い物かけてリレーをした。もう一生やらないと思っていたが、まだまだ走れ
るじゃん!でも・・それは30代までかな?一人だけ第一コーナーで桜散った。身体を支え切れ
ず転倒!肘から流れた赤い血がチームメイトの好走を虚しく流してしまった。でも最高に美しい
光景だったな~!バトンを受け必死に走る一人一人の姿とそれを興奮しながら見ている仲間。
青春を生きてるようで何とも言えなかった。少年時代に戻った瞬間でした。
『スローライフな夜』
陽が暮れた頃から火を起こして食事の準備をする。この時間は縦社会の組織が働く。
若い衆には仕事の選択権は存在しない。ゴミ捨て、皿洗いが必須です。近い将来に火の番人と
なって、フライ返しを握りたいと夢見ている者たち!
そんなヤングリーブス達に今回はチャンス到来![第一回広島焼き選手権]が行われた!
火のいれかた、返しのタイミングと返し技術、仕上げの美的センスといった総合力に加えて
パートナーとのコンビネーション技術が揃って、上手い広島焼きが完成する。
一人一人の得意分野と意外なコンビが生まれるなど楽しい晩餐となった。
ガーリック風味のローストポークも今回は大好評でした。本当に旨いっ!フランペっ!
メラメラと燃える炎を囲み、ただ語り合う!ビールを飲みながら!やがておきびとなって火が
消える頃には眠りにつく。一日は静かに終演を迎えた!
振り返ると時計の要らない生活がそこに存在してました!空の色と太陽の動きに合わせて
動く生活。
あっという間に最終日を迎えた。夏の陽射しを浴びながら空を見上げたら、様々な夏の
思い出が蘇る。思えば、このキャンプは私にとっては五年目になる。続けて来たからこそ
感じる思いがあります。夏になれば仲間と集える時間が約束されている。一人一人を取り
巻く環境は変わっているかも知れない。でも、そこに来れば去年と変わらない関係、これ
からも変わらない関係で接する事が出来る。大木のように変わらぬ姿で夏を待ってます。
そんな場所と時間、仲間を作ってくれた二人のキャンパーに感謝です。
最後に キャンプ中に友人から届いた言葉を引用します。
『素直な心、感じる心』 幸せを感じるには、幸せなものに出会った時に、「いいなぁ」「楽しい」
「うれしい」「ステキ」「幸せだなぁ」などと、素直に感じましょう「でも」「こんなのは」「もしかして」
「いつまで」「失ったら」などと考えると、あまり感じられなくなってしまいます大人になると、
つい余計なことを考えてしまいがちです。余計なことを考えると、幸福感をディスカウント(値引き)
してしまいます。純真な子どものように、素直な心で、幸せを感じられるようになれたら、と思います。
今回のキャンプを通じて改めてそれを実感したような気がします!ではまた来年!