どうやらレアル・マドリードから移籍するようですね。
聞いた瞬間、「LAギャラクシーなんかにいってどうすんの?」という疑問がふと湧きましたが、すぐにこれは「(アメリカサッカー界にとって)結構いいディールかも」と思いました。
最近アメリカのプロサッカーリーグMLS(メジャーリーグサッカー)では、国内でサッカーを盛り上げようといろいろ画策してます。
先のドイツワールドカップでも、ABC、ESPNなどの放送局も含めて相当気合入れてマーケティングしてました。
しかしご存知の通り、1次リーグで「まさかの敗戦」。
結果的にサッカー人気沸騰を当て込んでいた関係者は一気に意気消沈・・・、いまひとつ盛り上がりませんでした。
確かに「プレイする」という意味では、若年層・女子層中心に大分ポピュラーになってきているのは事実ですが、世間一般的なイメージとしては・・・
女がやるスポーツ
点が入らず、観ててもオモンない
という意見をいまだによく耳にするのが実態です。
これに加え、フットボールや野球と異なり、「CMが入れられない!」というTV局にとって致命的な欠点があり、「ブレイクするはずがない!」と多くの人にいわれてきました。
そんな中、入ってきたこんなビッグニュース!
正直、ベッカー効果は結構大きいと思います。
ロナウジーニョとかいわれても??のアメリカ人でもわかります。女性人気は世界共通ですし。
LAギャラクシーやMLSにとっては相当な広告塔になるでしょうね。300億円の移籍・契約金など屁(失礼!)でもありません。
というのも、このチームは、「アンシュッツ・カンパニー」 という企業グループの傘下にあるんですが、このグループはフィリップ・アンシュッツという石油・鉄道で大儲けしたアメリカの企業家によって築き上げられました。大富豪のアンシュッツ氏は、個人資産だけでも1兆円近くあり、有名な「フォーブス:世界の金持ちランキング」の常連です。
このひとはスポーツ愛好家なことで有名で、グループではLAギャラクシー含めて、MLSだけで4チームを所有(一部含め)してます(補足:ちなみにLAレイカーズ(NBA)、LAキングス(NHL)なども所有)。つまりMLSの収益は、少なからずこの会社の収益にも影響してくるということです。
おそらく「ちょっとMLSのてこ入れのために投資してやったよ」的な感覚なのではないでしょうか。
LAギャラクシーの本拠地は、野球場、サッカー場、競輪場、テニスコートやらがいろいろ入ってる「ホームディポセンター」という超巨大スポーツコンプレックスなんですが、ここも勿論、アンシュッツ財閥が所有してます。
ここには奇しくも「デイビッド・ベッカム・アカデミー」という、ベッカムがプロデュースする少年サッカー学校があります(イギリスにももう1ヶ所あり)。
アンシュッツ氏はもともと、ベッカムをLAに呼ぶつもり満々だったのかもしれませんね。