愛という鎧は、棘の鎧
愛は砦ではない・・。
その事に気づくのは早かったと思う。いや、むしろ砦であって欲しい願いを持ちつつも心のどこかで信じていない自分がいるのかも。
好きな人に対して信じているのか、そうあって欲しいという願いを持っているのか。好きという気持ちが邪魔をして心を整理することが難しい。でも、ここまで考えてしまうなんて、彼女のことを本当に好きなんだと実感する。
今まで、軽い恋愛しかしていない自分にとって、相手を信じて身を託すという行為を死ぬほど恐れている。
私にとって人を信じるということが困難であるという事を前提とするのなら、愛は最も困難な道のりなのではないだろうか。
できることなら、腕を掴んで素早く引き寄せて、そして強く抱きしめながら彼女に
「ずっと側にいろよ!俺と付き合え。」
って言いたい。
だけど、彼女は拒んでしまう。
おれの事は好きだと言いながらも・・・。