お客さまから、「塗料も接着剤も自然のもので」という注文があり、にかわでの家具の接着に挑戦しました。
にかわは、紀元前からエジプトや中国で使われていたらしいです。
近代でも、バイオリンなどの楽器には接着剤としてにかわが使われています。
種類もいろいろあるようですが、私が使ったのは牛の皮を煮詰めて出したもの。
最初に試したときは、温度が低かったせいか、だまになってしまったけれど、接着力は思った以上に強力。
取り扱いの難しさゆえ、今はほとんど使われないにかわですが、こういった古来の方法で木工を行ってみるのも面白いものです。