あと1分!
ナギさんお誕生日おめでとう
こちらは個人の妄想置き場です。
誹謗中傷は固くお断りいたします。
こちらは個人の妄想置き場です。
誹謗中傷は固くお断りいたします。
あと1分!
ナギさんお誕生日おめでとう
「ほらよ」
ナギが私に紙を差し出す。
「・・・え?」
私は反射的にその紙へと手を伸ばした。
「ナギ、これって」
「レシピだ」
「でもこれ字が・・・」
そう言いかけて、私は口をつぐむ。
―だってナギは字が書けないでしょう―
そんな失礼なことを言ってしまうところだったから。
でもナギは、私の心を見透かすように微笑んだ。
「習った」
「・・・は?」
「シンに習った。淹れたてコーヒー2杯分の字だ」
「シンさんに?」
「・・・ああ。このクソ忙しい時に!とか何とかぶつくさ言ってたが」
「ぷっ」
シンさんのしかめっ面が頭に浮かび、つい笑いがこみ上げてしまう。
ナギがポッと頬を赤らめた。
自分が笑われたと思ったみたい。
「ちっ、違うから!シンさんの仏頂面が目に浮かんだから、だから、あのっ」
「・・・そうか」
そうつぶやいたと思ったら「プッ」とナギも吹き出した。
「確かにアイツは仏頂面で文句ばかり言ってた。で、熱いコーヒーを口に含んで「・・・っ!?」とコーヒーにも文句言いたげだったぞ」
「ぷぷぷ」
私とナギは顔を見合わせて笑う。
そして。
ひとしきり笑った後、ナギが私にレシピを手渡した。
「これって?」
「俺が好きなもんだ」
「えっと・・・?」
「お前が作ってくれ。今日食いてぇんだ。俺の好物・・・」
「わかった!一生懸命作るね。このレシピを見ながら!!」
「・・・頼む」
ナギの無骨な手が、私の頭をぽんぽんと撫でる。
それだけで私は幸せな気分になってしまう。
今日はナギの誕生日。
ナギの大好きな料理を、ナギのレシピで、私が作る。
心を込めて。
愛情を込めて。
ナギのレシピはナギの命。
私はナギの命を預かり、ナギのために魂を込める。
ナギ、お誕生日おめでとう!!
~ツッキーに捧げます♪~