皆さんお久しぶりです。1年ぶりかな?
ヘッド博士はただ今医学部2年生、後期の真っ最中でございます。
これ見てるのは受験生が多いのかな?いずれにせよ、受験生向け基礎医学の話を少ししたいと思います。
医学科に入ると必ず「基礎医学」というものを学びます。
基礎医学はうちの大学では
解剖学・生理学・生化学・発生学・組織学から成り立ちます。
それらの科目には授業だけでなく必ず実習があり、実習・授業・テストがたった6ヶ月の間に詰め込まれることとなります。
皆さんが想像するより遥かに厳しい期間ですので、基礎医学を学ぶことは「医学科は忙しい」と実感できる初めての機会となります。
局所的な勉強量でいうと受験勉強の比になりません(受験勉強もとっても大変だけどね)。この期間を乗り越えると晴れて基礎医学を習得した医学生として土台が完成したと見なされるようになるわけです。
基礎医学を学ぶためにはこれまでの知識の確かな土台が必要であり、また基礎医学はこれからの医学の土台となるので、すごい忙しいけどすごい大事な学問であります。
さて、皆さんに一番お伝えしたいのはその期間の学習事項を効率よく吸収するためには高校の科目(とくに理科)をいかに理解してるかがものを言うということです。
例えば生理学でカリウムの静止膜電位を求めるときにネルンストーの式という、以下に挙げるものを扱います。
E=(RT)/(nF)・ln[K]o/[K]i
詳しい説明はしませんが、化学で習うようなR,T,濃度を表す[]のカッコや、物理で習うようなFという記号が出てくるのでそれらの科目がもろに役立つのです。
今の勉強、決して無駄じゃないです。今後に繋がると思って必死に食らいついてください。それらの学問は大学受験だけでなく、将来かならずあなたの糧となります。
僕と一緒に医学を勉強しましょうよ。
僕の過去の記事をみてください、諦めるなんてまだ早い。
泥臭く、はい上がってきてよ。
以上