自動車のことなら(基本編)

自動車のことなら(基本編)

自動車は、強制保険に入らなければなりません

自動車の強制保険は自賠責保険といい、これに加入することは、法律で義務付けられています。

Amebaでブログを始めよう!


自動車の名義変更


自動車の名義変更は、自動車を購入した段階でディーラーがやってくれます。ただし、個人的に自動車を知り合いから譲り受けたといった場合は、自分でやらなければなりません。


多くの人が自動車の名義変更に行政書士などを頼み、何万円も支払っています。ところが、自分でやればそれほどお金はかかりません。


まず、車検証を自動車の名義人から受け取ります。次に、管轄の陸運局へ行き、譲渡手続きに必要な書類をもらってきます。


陸運局で譲渡手続きの申し出をすれば、委任状と譲渡証明書をくれます。この書類に、自分と自動車の名義人、それぞれが必要事項を書き込み、実印を押します。


印鑑は実印でなければならないので、注意しましょう。そして、面倒でも名義人に印鑑登録証明書をとっておいてもらいます。


次に警察署に行き、車庫証明を取得します。これは警察官が実際に見にくるため、手続き完了までに数日間を要します。指定日以降に警察署に出向き、発行された書類やステッカーなどを受け取ってきます。


最後にそろえた書類を陸運局に提出すれば、自動車の名義変更は終わりです。それほど難しくないのですが、何度も警察署へ行ったり、陸運局へ行ったりなどが面倒で、行政書士に依頼する人が少なくないようです。


中古車の注意点


自動車を買い換えるとき、大抵の場合は古い自動車を中古車として下取りに出します。中古車の査定基準も厳しくなっており、思っていたほど値が上がらなかった人もいるのではないでしょうか。


若いうちは、自動車にいろいろな改造を施したいものです。しかし、中古車として下取りにだす際、これは大きなマイナスになります。


年式が古くても、無事故で大切に乗っているものは、中古車としての買取価格も高いといえます。中古車を買ううえでの注意点としては、まず走行距離を確認しましょう。


年式が新しいものでも、走行距離がかなりでているものもあります。走行距離がでているということは、それだけエンジンを使っているということになり、購入後の故障の原因につながります。


また、中古車を買ううえで注意したいのが、事故車であるかどうかです。事故といっても小さな追突から、大きな事故まであります。


事故車でも、ちょっとこすった程度やバンパーがへこんだのを直したくらいでは、エンジンなどに影響はありません。問題はエンジンまわりに及ぶほどの事故を起こした車であるかどうかということです。中古車ディーラーでは、こうした中古車は、あまりすすめていないのが現状です。


軽自動車



軽自動車は、日本の自動車の分類のなかでも、もっとも小さい規格にあてはまる自動車です。一般的に「軽四」と呼ばれ、排気量が660cc以下のものをいいます。


遠出には向きませんが、日常的に利用するには非常に便利なもので、燃費のよさや自動車税の安さなどから、軽自動車に注目が集まっています。自動車メーカーも、これらの点に注目し、内部の広い軽自動車を開発するなど、力を入れています。


軽自動車の歴史は古く、第二次世界大戦後にさかのぼります。日本をはじめとする敗戦国を中心に、航空機の余剰部品を材料とした簡易車両が、軽自動車の始まりです。これらの自動車はサイクルカーと呼ばれ、現在ではクラシックカーのコレクターが大切に保存しています。


サイクルカー時代の軽自動車は、運転免許も区別されており、実地試験を受けなくてもよい優遇措置などもありました。戦後の復興にともない、サイクルカーが姿を消していくなか、日本の軽自動車は本格的な自動車としての生き残りに成功します。


多くの自動車メーカーが主婦層をターゲットとした軽自動車を開発しています。これにより、軽自動車の分野においては、すさまじい開発競争が繰り広げられているといっていいでしょう。