こんにちは。
今日も来てくれてありがとう。
「恋する文法」のひろ先生です。
2016年のキーワードは、1980年代への「郷愁」とアメリカの人々の「本音」に対する「戸惑い」ではないかと思います。
多くの日本の方々は1980年代、特に1985年以前の平和と繁栄を享受した日本に戻りたい、どうしたら1980年代の日本ようになれるのかとその時代を手さぐりして切り結ぶように経済活動なさっているように見えます。
同時に、アメリカ大統領選に向けてドナルド・トランプ氏が共和党候補に指名されるかもしれないことで、プロテスタントが建設したアメリカ合衆国の保守・伝統に反抗(プロテスト)している今の露骨な「合衆国の本音」がすべての日本の方々に明らかとなりました。
ここ数年の傾向ですが、従来のプロテスタントでは現在の反抗(プロテスト)を救い上げられなくなったことがはっきりしました。
今まで「紳士」に見えたアメリカの人々が露骨な「本音」を言うことをはばからなくなったことに、多くの日本の方々は戸惑っていらっしゃるようにも見えます。
言ってみれば、「昔はよかった」と思いながら相変わらず勤勉に働いていたとこへ、“Don’t move.”と突然頭に「銃」を突き付けられて体が固まってしまい何が起こっているのか分からず、周りの様子をそっと見廻しているのが今の私たち一般の日本人ではないでしょうか?
さて、今日のお題は・・・・
(問題)次の文の( )に入る最も適当なことばをa.~d.の中から選びなさい。
(例文)笑顔で彼の誕生日を祝( )、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。
(選択肢) a. いながらも b. ってからでないと c. うといえば d. うに先立ち
今日は順番に検討していきましょう。
a. いながらも
恋愛しながらも、仕事を楽しむ。
仕事を楽しみながらも、彼氏のことを考える。
彼氏のことを想いながらも、雅治のことも考える。
形は「○○しながらも、△△する」で、○○は「○○ます」の形ですね。意味は「○○すると同時に、一方で△△をする」ですね。
「○○」と「△△」の2つの動きを同時に行いますが、どちらの方が大事かというとこの人にとって「ながらも」ということばの後ろにある「△△」の方を大事にしています。このことばを出している人にとって「○○」は「△△」よりも大事ではありません。
「恋愛しながらも、仕事を楽しむ。」では、恋愛をするにはするが、重点は「仕事を楽しむ」方にあります。「仕事を楽しみながらも、彼氏のことを考える。」では、仕事を楽しむには楽しんでいるが、重点は「彼氏のことを考える」方にあります。仕事を楽しむのも大事だけれど、彼氏のことを考えずにはいられないのかもしれません。「彼氏のことを想いながらも、雅治のことも考える。」では、彼氏の事を考えるには考えるけれど、雅治のことの方が気になって考えてしまうのかもしれません。
「笑顔で彼の誕生日を祝いながらも、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」○
この人にとって、彼の誕生日を祝うことは二の次で、「復讐の機会を狙う」方が第一なのですね。
b. ってからでないと
山本君に謝ってからでないと、彼には会えない。
電話を掛けてからでないと、無理。
シャワーを浴びてからでないと、出かけられない。
形は「○○てからでないと、△△することができない」で、意味は「○○し終わった後でなかったら(絶対)、△△することができない」ですね。「無理」は「できない」「不可能」の仲間です。
「からでないと」の「と」はふつう「~~すると□□」というつかい方になり、「~~すれば、100%□□」という時につかうのが基本です。単に「~~すれば□□」と言う場合「100%(絶対)」の意味のタガが外れて、逆の場合には□□にはならない可能性の意味を持たせることができます。
「このスイッチを押すと電気がつきます。」
「朝になると明るくなります。」
「右へ曲がると郵便局があります。」
「辞書を引けば、分かります。」(辞書を引かなかったらわかりません。)
「音楽を聴けば、落ち着きます。」(音楽を聴かない場合、落ち着きません。)
「書けば、覚えます。」(書かなかったら、覚えません)
ですので、100%の確信がある時は「ば」ではなく「と」をつかいましょう。
「目が合うと好きになります。」(目が合うといつも好きになる)
「目が合えば好きになります。」(条件付きで好きになる)
「笑顔で彼の誕生日を祝ってからでないと、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」×
「笑顔で彼の誕生日を祝ってからでないと、復讐の機会を狙えない。」○
ならいいですね。「狙えない」とちゃんと「できない」の意味のことばがあります。
c. うといえば
誕生日といえば、明日は彼女の誕生日だ。
花といえば、鈴木君、好きな子にバラを送ってフラれたんだって。
恋愛は難しくないといえば、好きな子に告白されてそのまま付き合ったことがある。
形は「~~といえば、○○は△△だ」で、意味は「~~と聞いて、○○は△△だ(というのを思い出します)」ということですが、形は「○○は△△だ」に限定しないで「思い出す」という意味になればOKです。
「といえば」に「ば」がありますが、これでひとつのまとまりのことばです。「b.ってからでないと」のところで説明した「ば」とは違います。
「辞書を引けば、分かります。」(辞書を引かなかったらわかりません。)
「音楽を聴けば、落ち着きます。」(音楽を聴かない場合、落ち着きません。)
「書けば、覚えます。」(書かなかったら、覚えません)
「笑顔で彼の誕生日を祝うといえば、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」×
「笑顔で彼の誕生日を祝うといえば、別れる前の誕生日を思い出す。」○
ならOKですね。
d. うに先立ち
お見合いに先立ち、写真の交換をする。
交際に先立ち、下調べをする。
電話に先立ち、手紙を書く。
形は「□□(こと)に先立ち△△する」で意味は「□□の前に△△する」ですね。ものごとの手順の前と後をあらわします。フォーマルな言い方で、漢字のことばと相性がいいです。
「笑顔で彼の誕生日を祝うに先立ち、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」?
形がおかしいですね。
「笑顔の彼の誕生日の祝いに先立ち、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」○
「祝う」と辞書の形ではなく、「こと」の形(名詞)ならいいですね。「笑顔で行った誕生祝いの前から復讐の機会を虎視眈々と狙っていた」のですね。
ということで、答えは・・・・a. いながらも
ですね。
では。
今日も来てくれてありがとう。
「恋する文法」のひろ先生です。
2016年のキーワードは、1980年代への「郷愁」とアメリカの人々の「本音」に対する「戸惑い」ではないかと思います。

多くの日本の方々は1980年代、特に1985年以前の平和と繁栄を享受した日本に戻りたい、どうしたら1980年代の日本ようになれるのかとその時代を手さぐりして切り結ぶように経済活動なさっているように見えます。

同時に、アメリカ大統領選に向けてドナルド・トランプ氏が共和党候補に指名されるかもしれないことで、プロテスタントが建設したアメリカ合衆国の保守・伝統に反抗(プロテスト)している今の露骨な「合衆国の本音」がすべての日本の方々に明らかとなりました。

ここ数年の傾向ですが、従来のプロテスタントでは現在の反抗(プロテスト)を救い上げられなくなったことがはっきりしました。

今まで「紳士」に見えたアメリカの人々が露骨な「本音」を言うことをはばからなくなったことに、多くの日本の方々は戸惑っていらっしゃるようにも見えます。

言ってみれば、「昔はよかった」と思いながら相変わらず勤勉に働いていたとこへ、“Don’t move.”と突然頭に「銃」を突き付けられて体が固まってしまい何が起こっているのか分からず、周りの様子をそっと見廻しているのが今の私たち一般の日本人ではないでしょうか?

さて、今日のお題は・・・・
(問題)次の文の( )に入る最も適当なことばをa.~d.の中から選びなさい。
(例文)笑顔で彼の誕生日を祝( )、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。
(選択肢) a. いながらも b. ってからでないと c. うといえば d. うに先立ち
今日は順番に検討していきましょう。
a. いながらも
恋愛しながらも、仕事を楽しむ。
仕事を楽しみながらも、彼氏のことを考える。
彼氏のことを想いながらも、雅治のことも考える。
形は「○○しながらも、△△する」で、○○は「○○ます」の形ですね。意味は「○○すると同時に、一方で△△をする」ですね。
「○○」と「△△」の2つの動きを同時に行いますが、どちらの方が大事かというとこの人にとって「ながらも」ということばの後ろにある「△△」の方を大事にしています。このことばを出している人にとって「○○」は「△△」よりも大事ではありません。
「恋愛しながらも、仕事を楽しむ。」では、恋愛をするにはするが、重点は「仕事を楽しむ」方にあります。「仕事を楽しみながらも、彼氏のことを考える。」では、仕事を楽しむには楽しんでいるが、重点は「彼氏のことを考える」方にあります。仕事を楽しむのも大事だけれど、彼氏のことを考えずにはいられないのかもしれません。「彼氏のことを想いながらも、雅治のことも考える。」では、彼氏の事を考えるには考えるけれど、雅治のことの方が気になって考えてしまうのかもしれません。
「笑顔で彼の誕生日を祝いながらも、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」○
この人にとって、彼の誕生日を祝うことは二の次で、「復讐の機会を狙う」方が第一なのですね。
b. ってからでないと
山本君に謝ってからでないと、彼には会えない。
電話を掛けてからでないと、無理。
シャワーを浴びてからでないと、出かけられない。
形は「○○てからでないと、△△することができない」で、意味は「○○し終わった後でなかったら(絶対)、△△することができない」ですね。「無理」は「できない」「不可能」の仲間です。
「からでないと」の「と」はふつう「~~すると□□」というつかい方になり、「~~すれば、100%□□」という時につかうのが基本です。単に「~~すれば□□」と言う場合「100%(絶対)」の意味のタガが外れて、逆の場合には□□にはならない可能性の意味を持たせることができます。
「このスイッチを押すと電気がつきます。」
「朝になると明るくなります。」
「右へ曲がると郵便局があります。」
「辞書を引けば、分かります。」(辞書を引かなかったらわかりません。)
「音楽を聴けば、落ち着きます。」(音楽を聴かない場合、落ち着きません。)
「書けば、覚えます。」(書かなかったら、覚えません)
ですので、100%の確信がある時は「ば」ではなく「と」をつかいましょう。
「目が合うと好きになります。」(目が合うといつも好きになる)
「目が合えば好きになります。」(条件付きで好きになる)
「笑顔で彼の誕生日を祝ってからでないと、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」×
「笑顔で彼の誕生日を祝ってからでないと、復讐の機会を狙えない。」○
ならいいですね。「狙えない」とちゃんと「できない」の意味のことばがあります。
c. うといえば
誕生日といえば、明日は彼女の誕生日だ。
花といえば、鈴木君、好きな子にバラを送ってフラれたんだって。
恋愛は難しくないといえば、好きな子に告白されてそのまま付き合ったことがある。
形は「~~といえば、○○は△△だ」で、意味は「~~と聞いて、○○は△△だ(というのを思い出します)」ということですが、形は「○○は△△だ」に限定しないで「思い出す」という意味になればOKです。
「といえば」に「ば」がありますが、これでひとつのまとまりのことばです。「b.ってからでないと」のところで説明した「ば」とは違います。
「辞書を引けば、分かります。」(辞書を引かなかったらわかりません。)
「音楽を聴けば、落ち着きます。」(音楽を聴かない場合、落ち着きません。)
「書けば、覚えます。」(書かなかったら、覚えません)
「笑顔で彼の誕生日を祝うといえば、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」×
「笑顔で彼の誕生日を祝うといえば、別れる前の誕生日を思い出す。」○
ならOKですね。
d. うに先立ち
お見合いに先立ち、写真の交換をする。
交際に先立ち、下調べをする。
電話に先立ち、手紙を書く。
形は「□□(こと)に先立ち△△する」で意味は「□□の前に△△する」ですね。ものごとの手順の前と後をあらわします。フォーマルな言い方で、漢字のことばと相性がいいです。
「笑顔で彼の誕生日を祝うに先立ち、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」?
形がおかしいですね。
「笑顔の彼の誕生日の祝いに先立ち、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。」○
「祝う」と辞書の形ではなく、「こと」の形(名詞)ならいいですね。「笑顔で行った誕生祝いの前から復讐の機会を虎視眈々と狙っていた」のですね。
ということで、答えは・・・・a. いながらも
ですね。
では。