長唄 多摩川キリは西川鯉好。立ち役は片足で立ったり、割ったりとプラチナ世代にはきついはずですが、全くふらつきません。二枚扇を晒しに見立て鮮やかに、踊りました。その辺が素人には目に付きますが、この踊りの本当の見せ場は、「砧」の踊りでいかに素朴で軽やかにできるかでしょう。故鯉三郎家元らしい素晴らしい振付です。