古典2
児のそら寝
内容・・・
昔、「延暦寺」に一人の児がいた。
僧たちが宵の所在なさに、「ぼたもち」を作ることを知った。
そうかといって、寝ないで待つのも「具合」が悪いだろうと思って、「寝たふり」をしているうちに、はやくも作り上げたと見えて、騒ぎ合っている。
児の「期待」どうりに起こしてくれる僧がいたが、待ち構えていたと思われたくないので、もう一声かけられてから起きようと考え、「寝たふり」を続けた。
ところが、児の「期待」に反して、起こすのを制止する「声」がして、以後、起こす気配もない。僧たちがむしゃむしゃ食べている「音」ばかりが聞こえてくる。
しかたなくて、「はい。」と「時機」外れの返事をしたので、僧たちはおかしがってとめどなく笑った。
頑張らないと
内容・・・
昔、「延暦寺」に一人の児がいた。
僧たちが宵の所在なさに、「ぼたもち」を作ることを知った。
そうかといって、寝ないで待つのも「具合」が悪いだろうと思って、「寝たふり」をしているうちに、はやくも作り上げたと見えて、騒ぎ合っている。
児の「期待」どうりに起こしてくれる僧がいたが、待ち構えていたと思われたくないので、もう一声かけられてから起きようと考え、「寝たふり」を続けた。
ところが、児の「期待」に反して、起こすのを制止する「声」がして、以後、起こす気配もない。僧たちがむしゃむしゃ食べている「音」ばかりが聞こえてくる。
しかたなくて、「はい。」と「時機」外れの返事をしたので、僧たちはおかしがってとめどなく笑った。
頑張らないと