台風8号が迫ってきています。

13日には東日本に上陸する見込みです。

 

そこで、本台風に対して、今ネギにどのような対策をしたら良いのか、簡単にお伝えさせて頂きます。

なお、こちらをご覧頂いている時に、既に台風が迫ってしまっている場合は、無理な作業はお控えください。

 

■病気予防

高温期の台風の場合、とにかく病気予防が必須となります。

特に、軟腐病の予防です。

 

土寄せもしたいところかと思いますが、土寄せよりも病気予防が最優先かと思われます。

 

【どうしても1ヶ月以内に出荷しなければならない】という場合は、土寄せ優先という場合もあるものの、できる限り、【土寄せ前に】下記の病気を予防しておくことをお勧めいたします。

 

・軟腐病、腐敗病

・白絹病

 (※具体的には下記の「薬剤・液肥散布例」をご参照ください。)

 

■液肥類の散布

上記薬剤散布時には、耐病性を高めたり、ネギの生育を回復させる液肥類も、一緒に混用しておくことをお勧めいたします。

(※具体的には下記の「薬剤・液肥散布例」をご参照ください。)

 

【薬剤・液肥類散布例】

(白絹病の予防も兼ねる場合は、1反あたり200-300L散布を推奨)

 

◎軟腐病・腐敗病予防(以下のうちのいずれか)

(※オリゼメートで予防されている場合も、念のため追加で予防することをおすすめいたします。)

・クプロシールド(1000倍) ⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=169210674

・ヨネポン(500倍) ⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833468

・バリダシン(500倍)⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833457

・カッパーシン(1000倍)⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833430

・スターナ(2000倍)⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833438

 

◎白絹病予防(以下のうちのいずれか)

(※モンカット粒剤やバリダシンを使用の場合は不要です。)

・ロブラール(1000倍)⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833476

・アフェットフロアブル(2000倍) ⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833420

・パレード20フロアブル(2000倍) ⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833458

・セイビアーフロアブル20(1000倍) ⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833445

・カナメフロアブル(4000倍) ⇒ https://www.i-nouryoku.com/prod/search/nouyaku/detail/2/388

※アフェット、パレード、カナメは薬剤系統が同じであるため、当系統の連用はなるべくお控えください。

 

◎液肥類(以下、全て混用されることをお勧めいたします)

・葉活酢(1000倍) ⇒https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=158750388

 耐病性の向上、根の回復、エネルギー補充

・鉄力トレプラス(1000倍) ⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833385

 耐病性向上、根の回復、光合成促進

・セルエナジー(2000倍)⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833374

 (or ホスベジ10(1000倍))⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=164531303

 耐病性向上、根の回復

 

◎(可能であれば)べと・疫病・葉枯れ病予防(以下のうちのいずれか)

(※時期的にそれほど心配はないものの、可能であれば予防された方が良いかと思います。なお、クプロシールドorヨネポンorセルエナジーorホスベジ10を使用の場合は不要です。)

・フォリオゴールド(1000倍)⇒ https://negisanbou.shop-pro.jp/?pid=153833460

・リドミルゴールドMZ(1000倍)⇒ http://www.greenjapan.co.jp/ridomilgoldmz.htm

 

◎殺虫剤(混用すれば一石二鳥かと思います。)

アザミウマ、ハモグリバエ、ヨトウに効果のある殺虫剤

(「ベネビアOD」(2000倍)、「グレーシア乳剤」(2000倍)、「アファームエクセラ」(1000倍)など)

 

※上記に展着剤も混用してください。「アプローチBI」(1000倍)が、薬害少なく、浸み込みが良くなるためお奨めです。

 

■8-9月どりネギの土寄せ

 1ヶ月半以内に出荷しなければならない場合は、病気予防後に、土寄せをされるのが良いです。現在は高温期のため、その際は襟元から下5cmは土が埋まらないように気を付けてください。

 

■排水対策

高温期の大雨による浸水は、根腐れと軟腐病を著しく助長します。

そのため、可能でしたら台風が来る前に、水はけが悪い箇所の排水対策もされるのが良いかと思います。

(※間に合わなければ、台風直後でも構いません。)

物理的に、管理機や鍬などで、水路を確保していくか、縦穴を掘るなどの方法があります。

 

<排水路の確保の仕方>

 

<縦穴の掘り方>

○穴の数

排水の悪い箇所、2-3mおきに1ヶ所程度

 

○穴の大きさ

直径:6cm以上

深さ:30cm以上(できれば60cm程度)

 

○道具

縦に細い穴が空けられる道具ならなんでもOK

・手持ち式オーガ(電動式・エンジン式)

・複式ショベルなど

 

■酸素供給剤の使用

高温時の多湿状態は、酸欠・根腐れのリスクが非常に高まるため、以下の酸素供給剤のご使用をおすすめいたします。

・粒剤で即効性のある酸素供給剤「ネハリエース」の株元散布(1反に20-30kg)

または

・即効性のある酸素供給剤「MOX」の散布(100倍、1反に200L散布)

 ※「MOX」を使用される場合は、念のため、鉄の液肥(鉄力トレプラスなど)の混用はお控えください。

 

■台風後の手直し

倒伏してしまった場合、すぐに手直ししてしまうと、かえって曲がりになってしまう可能性が高まってしまいます。

そのため、急いでいても、倒伏後1週間以上は手直しせずにそのまま起き上がってくるのを待った方が良いです。

 

台風後には手直しよりも、再度、軟腐病の防除(バリダシン・カッパーシン・カスミンボルドーなどの「初期治療効果」があるもの)や、上記液肥類での生育の回復、酸素供給などの方が優先となります。

 

 

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色々な対策をお伝えしましたが、まずは身の安全を第一にしていただければと思います。

また、あくまで、実際の気象やご自身の状況に合った対策をされるのが良いかと思います。

 

 

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