2年前の夏、父に癌が発見された。
今でもあの時を思い出すと心臓が締め付けられる思い。
あの感情は辛いって言葉じゃ括れない。27年間生きてきて初めて感じた感情だった。
今まで壁にあたったらわりと客観的にとらえる手段ができていたけど、
これだけはどう受け入れていいか分からなくて相当混乱した。
人間は自己防衛のために最悪の事を想定しておくパターンを取り入れるけど、
そんなの考えられないし、考えたくもなかったし、。
だからって根拠なく前向きにってのもできなかった。
もしかしたらの恐怖のが強かったから。
癌は助かる病気って今の時代言われてるけど、検査を繰り返すたびに
どんどん悪い結果がでてきた。
結果を聞いても変わらないし、がんばる気力をへし折ってはいけないと思い
本人には詳細は言わないで欲しいとカウンセラーに告げに行った。
女性の看護士がまだ若いのにもっと親孝行したかったよね
って同情して涙流した。それほどの結果だったのだ。
その時はなにそれ!まるで助からないみたいじゃん!って反論したかったけど
そんな気力もなかった。
もう辛いって度を超すと精神的ストレスだった。眠れなくて体の神経が痛くなったり。
娘3人と母で初めて泣いた。こんな元気な父が、、、考えられなかった。
父が入院中、年明けは実家で過ごした。
紅白で「千の風になって」を聞きながら無言だったけど、みんな泣いてたと思う。
私はそれを妹や母親に気づかれないよう必死だった。
この辛さは家族がこういう体験した人じゃないと正直解らない辛さだと思う。
親戚や知り合いとかではまた違っただろう。
本当に、家族って運命共同体。
そんな時に元気つけられたのが、別れた彼氏の母親からのメールだった。
彼の父は2年前に癌で亡くなっているのだ。
メールの内容は、
「今の○○ちゃんの気持ち手に取るように痛いほど解ります。
人間は強いものです。日に日に元気になる姿をみて負けてたまるか!って気持ちになってくるから
今は、ご飯いっぱい食べて体力つけて下さい」と。
本当に温かくて涙が溢れて止まらなかった。
おばさまの言うとおり、退院には時間かかったけど自宅に帰ってきてから元気に回復して
る父をみて負けてたまるか!って気持ちになれた。あのメール幾度もベッドに中で
読んでは元気づけられた。本気で助けられた。
あれから1年半父は元気に回復してすっかり元の生活に戻った。
本当に奇跡の回復力で先生も喜んだ。
さすが私の父親。強運だ!!
やっと私も最近になって冷静に振り返られるようになったかな。
今は母親にももうお父さんの事は任せて、自分の幸せみつけなさいって言われてる。
家族誰かに何かあると自分が幸せって感じられない。
周りが幸せでいて自分だと思う。
そんな父が、家族はいいものだよ!一人じゃ生きていけないよ!家族は作ったほうがいいよ!って言ってくる。
はやく結婚してほしいって事か。。
自分のような家族を私も作りたい。一緒に悲しんで頑張れてそして何より楽しめる。
これは私の人生最大のターニングポイント。