コイカイコのカイコ補遺版その105:DOOM、ティラノザウルス etc.
2008/10/7
コイカイコのカイコ(恋かいこの回顧)補遺版その105:10月7日
★DOOM @You Tube
今日 2008/10/7
http://jp.youtube.com/watch?v=a7b6VvspIbw
映像のような金網越しのライブ、ロフトで1回見たことがある。
下にある記事より少し前だったと思う。
20年前の今日 1988/10/7
狭いライブハウスであんなに近くで聴くと、演奏をしている3人と、演奏された音楽が結びつかなくて、第1部は
気持ちがひとつにまとまらないほどだった。それほど音楽がすごかったということ。
ライブで聴くというのでもなく、レコードで聴くというのでもなく、不思議な空間と時間だった。
ギターがとってもよくて音色も旋律もどんどん心にとどいてきたというのは、DOOMのライブではじめての経験
だった。それは観客が満員で私のところからはステージがほとんど見えないということも関係していたかもしれ
ない。
DOOMはとにかく諸田コウのベースがすごいから、ギターの陰のようになるところでもベースの音にひっぱられ
るし、ベースを弾く諸田コウにもひっぱられる。そのせいでギターにもドラムにも心が向かわなかったような気
がする。ベースばかりを取りだしていたような気がする。
ところが今日はそうじゃなかった。
それは第2部でも変わらなかった。
第2部は昔の曲をやったとあとで知ったが、なんというかガーンとなってワクワクしてきた。
音楽がかけめぐるわ、演奏している3人の心持ちみたいなものがビシビシ感じられるわ、すばらしいの一言。
おまけに火を吹く(前はよくやっていたとのことだが)ところまで見せてもらった。
★ティラノザウルス @市川CLUB GIO
18年前の今日 1990/10/7
はじまったとたんに心臓が冷えた。
ギターの音が聴こえないのだ。ベースの音はよく聴こえるのに。
ティラノザウルスのライブでギターが聴こえなかったのって今日がはじめて。
冷えた心で聴いているせいか、ボーカルから歌の心が伝わってこない。
キーボードもキンキンした音で「なにこれ?」って思ったら、いつもとちがう人が弾いていた。
コーラスの人もいない。
3曲くらいで立っていられなくて、後ろにある椅子に座ってしまった。
あのキーボード、ティラノザウルスに合っていないどころかティラノザウルスをバラバラにしている。
キーボードがキンキンしているからギターの音が聴こえないのかどうかはわからないけど…。
ギター・ソロのときはなんかかすかに音が聴こえてきたけど。
もしかしたら音自体は大きかったのかもしれない。
ただからだがケイレンしているだけのようなギター。見ているのさえつらかった。
なんだったんだろう?あれ。
『宇宙即変化。人生即主観』 20号(http://koikaiko.com/flyer/pdf/020.pd)f 参照。
20号のそのほかの記事:ANTHRAX、LIP CREAM、蛾と蝶、ジャンキー・モンキー、ELECTRIC GANG。
★THE RANKERS @高円寺屋根裏Ⅱ
15年前の今日 1993/10/7
THE RANKERSは博多のバンドで、年に何回かツアーで東京に来るたびにたいてい1回は聴きにいっている。
今まで6、7回ライブにいっているけれど、今日はそのなかでとびぬけて、けたはずれにすごかった。
THE RANKERSの前にやったDR.WOLFというはじめて聴いたバンドがとてもよくて、その余韻がまだ残って
いるうちに、次のすごいのが来たっていう感じ。
ギターがなったとたん、「えーっ!なにこのすごさ!」ってなった。
ギターがなにしろすごかったんだけれど、ボーカルも歌詞がよく聴きとれて、隣りのギターのすごさにもまき
こまれていなくて、なんか淡々とした感じもあってよかった!
ベースもドラムももちろんすごくきまっている。
あまりのすごさに笑ってしまったほど。
そして「ワオー」とか「すごーい}とか「なにこれ」とか声が出てしまう。
ものすごい楽しさだった。
「歓喜」っていうのはこういう状態のことをいうのだと思った。
あのギター、人間業とは思えなかった。
あんなギターを30分以上やったあと、どうやってもとにもどるのだろう?
『宇宙即変化。人生即主観』 75(http://koikaiko.com/flyer/pdf/075.pdf )号参照。
75号のそのほかの記事:Dr.WOLF、ヴァーノン・リード(リヴィング・カラー)。
★Dr.WOLF @高円寺屋根裏Ⅱ
15年前の今日 1993/10/7
上記のTHE RANKERSのライブで初めて聴いたバンド。
『宇宙即変化。人生即主観』 75号(http://koikaiko.com/flyer/pdf/075.pdf )参照。
75号のそのほかの記事:THE RANKERS、ヴァーノン・リード(リヴィング・カラー)。
★SLAYER @渋谷公会堂
10年前の今日 1998/10/7
★『宇宙即変化。人生即主観』 2号発行
19年前の今日 1989/10/7
『宇宙即変化。人生即主観』 2号(http://koikaiko.com/flyer/pdf/002.pdf )参照。
2号の記事:THE BLUE HEARTS、ティラノザウルスほか。
★マルクス・アウレリウス 『自省録』
23年前の今日 1985/10/7
「ほかのものは全部投げ捨ててただこれら少数のことを守れ。それと同時に記憶せよ、各人は
ただ現在、この一瞬間にすぎない現在のみをいきるのだということを。その他はすでに生きられ
てしまったか、もしくはまだ未知のものに属する」
――― 『自省録』 第三章十