↑散らかってるのはご愛嬌。
「横道世之介になりたい」
「え、なりたいの?なんで?」
「なりたいでしょ、あんなん」
「そうかな」
「そうだよ」
「ふ〜ん」
急にそんなことを言う彼氏でもない変なやつとの話を、したくなったからするね。
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横道世之介を私が近くのゲオで借りてきて
なんとなくタイミングが合ったから一緒に観た。
その当時は
なんで横道世之介になりたいと彼が思ったのか、
これっぽっちもわからなかった。
私は彼のことを頭がおかしくなるくらい好いていて
横道世之介の内容うんぬんよりも
彼の隣にいれることが何より嬉しかったし
私が借りてきた映画を楽しんで観てくれているのが
もう、なんていうか、とてつもなく愛おしかったし
本当はいちゃつきたくて映画どころじゃなかったし。
それに比べて彼は私のことなど忘れて映画に夢中だったけど。笑
というか私、気づいたら途中で寝落ちしてた気がする。
で、起きたら急に
「なんで寝ちゃうんだし、世之介終わっちゃったよ。」
って言われて、
寝起きに横道世之介になりたい願望を聞かされた気がする。。
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まぁなんかわかんないけど、
最近ふとそのことを思い出して。
なんで彼が横道世之介になりたいと思ったのか
すっごーーーく気になって、横道世之介を観直したの。
まあ、結局他人の考えてることなんて理解できないけどさ、
私なりにすこーーーし思ったことはあった。
まず、彼と横道世之介は少し似ている部分がある。
適当に生きてるって言うか、のんきって言うか。
少し人目を惹くようなところがある。
そういうところが少し似ている。
でも、彼と横道世之介はまったく違う。
横道世之介は素直で真っ直ぐだ。
でも彼は非常にひねくれている。
彼の雰囲気すべてがニセモノの塊みたいな感じ。
適当なのも、のんきなのもぜーんぶニセモノ。
うまく伝えられないけどそんな感じ。
映画の中で世之介は、周囲の人たちに「特別な人」と思われている。
だから彼は「横道世之介になりたい」と思ったのかもしれない。
誰かの「特別」になりたいと思っていたのかもしれない。
でもね、映画の中で祥子さんも言ってるけど、
横道世之介はいたって普通、普通のよくいる男なの。
彼も同じ。第三者からみたら普通の男だ。
でも当時の私にとっては、かけがえのない存在で、特別な人だったわけ。
彼はひねくれているし、欲深いから
私の中の「特別な人」だけでは物足りなかったのかもしれないけど。
こうやって思い出して、こんなの書いてるんだから
彼は紛れもなく『私の中の横道世之介』なんだと思う。
さいごになるけどさー
どうして私の気持ちわかってくれないんだろう。。とか
当時は思っちゃってたけどさー
よく考えると、「好き」が先行して
私も彼のことをまったくわかろうとしてなかったって話よな。結局。笑
※これがフィクションなのかノンフィクションなのかは私しか知らない。※
🍥おまけ🍥
私はこれを書きながらVaundyの【怪獣の花唄】を聴いてるから
だいぶ吹っ切れてる設定だよ。みんなも聴きながら2回目読んでみて。
きっと楽しくなるはず。笑
ちなみに、私、" かいじゅう " って言葉すち 。耳ざわりがよき◎
あと、ちなみにちなみに、横道世之介の主題歌
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの【今を生きて】も素敵な曲だよ。
ばいちゃ。
