経済力学(デフレやインフレの起こるメカニズムに関するエントロピー理論を用いた考察)」第1編第3章 その6経済を知るということはお金の流れの性質を知ることから始まる ひーろまっつん著

 

 

 経済を知るということは、お金の流れについて知ることから始まりますが、経済を知るためには、お金自体の持つ性質や、お金自体の流れについての独自性についても、学ぶ必要があります。 

 

 例えば、お金の流れというのは、自然発生する流れではなく、人の手によって、お金の流れは作られるということや、物やサービスとお金を交換するときに、お金の流れができたり、また、人々が、経済的な仕事をすることによって、お金を得られるということ、そして、お金は、そのまま、使わずに貯めておくこともできるという性質もあるのです。  

 

 つまり、お金自体には、交換手段としての性質と、労働の対価になる性質と、貯めておくことができる性質を併せ持っているということになります。  

 

 また、お金自体は、自然に流れることはないという性質もあります。  つまり、お金の流れというのは、自然発生する流れではなく、全て、人の手によって作り出される流れなのです。  

 

 人の手を経由して流れていくのがお金の流れであり、それが経済であるということになるでしょう。それはつまり、お金の流れである経済は、人の手によって作り出される流れのことであると言えるのです。  

 

 しかし、お金というものは、現代においては、人々が、日々の生活をしていくためには、欠かせないものです。  

 

 何故ならば、今の時代に生きていくためには、お金がなくては、人々は、日々の生活すらままならないのです。  

 

 今、現在は、日本国内では、輸入物価の高騰によって、人々の生活は、どんどん苦しさを増すばかりですよね?  

 

 そして、現在の日本では、賃金が下がるばかりで、ワーキングプアーの状態に陥る人々が、大勢います。  

 

 それに加えて、現在の物価の高騰により、人々が、生活苦にどんどん陥ってきているというのに、国は、何の対策も取ろうとはしません。  

 

 このような、アベノミクスという名の経済失策が、私たちの暮らしを脅かす非常に大きな原因となっているのです。  

 

 この責任は、全て、これまで、心底まで間違った、政治姿勢を貫いてきた、政府自民党の責任です。  

 

 このままでは、いつまで経っても、私たちの暮らしは、一向に良くなりません。  

 

 何故なら、今の、日本の経済システム自体が、故障しているためです。  

 

 アベノミクスがもたらしたのは、経済システムの故障だけなのです。  

 

 日本の経済システムの故障を治さない限り、決して、私たちの暮らしは、よくはならないのです。  

 

 何故、先進国の中で、唯一、日本の経済システムだけが、故障した状態になっているのかといえば、富の集中化を促進するような、政策をとり続けているからに他ならないのです。  

 

 富の集中化は、経済を停滞させ、マイナス成長にまで陥らせている最もな要因です。  

 

 それもそのはず、富の分配を促すための政策を、現在の日本政府は、全く取っておらず、担税力の強い巨大企業からは、税金を全く取らずに、担税力のほとんどない、一般庶民の消費から、非常に大きな徴税をしているところに、まず大きな問題があるのです。その額、年間で40兆円以上ですよ? 

 

 1年間の国家予算の約3分の1を、私たちの日々の暮らしの中から徴税しているわけです。  

 

 このような、明らかに矛盾した、政策をとり続けている限り、私たちの暮らしが良くなるわけがないのです!  

 

 私たちの暮らしを脅かしているのは、それだけではありません。  

 

 次の記事で、その問題を大きく取り挙げたいと思います。  

 

 長くなりましたが、次回、そのことについて書いてきいたいと思います。      

 

 次回も宜しくお願い致します。