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風船みたいに生きてます。

座右の銘:夢は人との出会いで育まれる。

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無事麻布十番に全員が揃って帰ってくる事が出来ました。

バスを降りて裏部隊の方達と合流。
みんな疲れているのにテンションが有り得なく高くてカメラのフラッシュがめっちゃまぶしかったです。笑
ちゃっかり僕もペーターさんのカメラに収まりました♪



そして、ドリームデザインに再び集合し、イシジュンさんに帰京報告を行いました。
イシジュンさんがいると場の雰囲気ががらっと変わる!
今回の代表のむけんさんが「ただいま」の一言を投じてから、緊張の糸がぷつんと切れて時間が流れ始めた。



ここで僕はイシジュンさんに101%理論について、99%か101%を繰り返していった差を聞かれた。
もちろん単純計算ではないので、分かるはずもない。笑





そして、この数字の差を知って欲しかったのではなくて、毎日少しずつ頑張れば1年後には多くの差が開くと言う事を伝えて下さいました。





あの時、皆はやる気に満ちていて毎日101%でいこうと思ったと思いますが、どうですか?
あの時から二週間たった今、出来ていますか?
皆が101%で生きている事が出来ているのなら、また僕達が集まった時にはさらに力強く一歩前へ踏み出す事が出来るのではないでしょうか。



今から皆に再会するのが楽しみです!!





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この二週間の内にも僕の中では変化がたくさんありました。
「ボランティアは偽善」
「へぇ、すごいね」
こんな事を何人かに言われました。


正直すごく悔しいです。


僕はこのクリ可合宿で、素晴らしい体験をしました。
それは、前回までの記事の中でたくさん書いたと思います。
しかし、この体験をそのまま伝えるという事はとても難しいと感じています。

批判から入る人や全く関心のない人に対して、僕自身辛いのに向き合って伝える必要はあるのだろうか、聞いてくれる人だけに伝えれば良いのではないかとも考えました。



東北を元気にするには多くの人達が関わって、何らかの繋がりを持つ必要があると思っています。
だから、少しでも耳を傾けて聞いて欲しいんです。

本当は聞きたくない人に言っても意味がないかもしれない。
聞いてくれる人だけに伝えられたら気が楽かもしれない。
正直どうしたらいいか自分もわかりません。

もう考えてもわからないので、伝えられるだけ伝えていこうと思います。
出来る時に出来るだけの行動を全力でしよう!!


ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=



Kohei
8月5日

遂に最終日を迎えました。
今日はボランティアはせず、気仙沼の復興マルシェ(復興屋台村)でお昼ご飯の予定です。


相変わらず朝食を急いで食べてバスへ。
この三日間お世話になった、厳美渓温泉「渓泉閣」と裏部隊の方々に見送られてバスは出発。






ここで忘れてはいけないのが、僕達は毎回バスの乗車時間に遅れた事を反省しなければならない事。
いくら学生が多くて、個人の多様性を大切にするからって、団体行動を守れない人はそれ以前の問題です。
僕達は今までの学校教育の中で集団行動をしてきて出来るはずなのに、それが気の弛みで甘えが出てしまった事。
バスの運転手の方や早く集まって来ている皆に迷惑をかけたという事を自覚して、改めて最終日を楽しもうと思います。



バスの中は三日間の疲れが出てきているのか静かで、バスのエンジン音が響きます。
僕は密かに三陸の海の幸を楽しみにしていたので、疲れと興奮で起きたり寝たりしてました。笑



いよいよ最後の地「気仙沼」につきました。
復興マルシェは、津波によって流されて家の基礎がむき出しの光景の中に建っていました。
復興マルシェから海までの約800mの間は、一年半たった今もむき出しの基礎に海水が溜まり、建物なんか建てられる状況ではありませんでした。


でも復興マルシェの方はこうおっしゃっていました。

「こんな整備も進んでなく、人もほとんど住んでいない所に店を出す事は相当なリスクがあります。しかし、誰かがやらなければならないんです。」

簡単に言える事ではないと思います。ものすごく心に響きました。

整備が完全に終わるのは7年後か8年後らしいです。
整備が終わってもそこに人が戻ってきてくれるとは限りません。
現地の人は家を建てるお金もないです。
では、誰が住むのか
お金を持っている富裕層の方々がここにはくるだろうとおっしゃっていました。


現在、元居た住人は高台のマンションに移住をしている方もいるそうです。
その方々が自分達が住んでいた土地を見下ろしながら、1m高い所に住んでいて津波の被害を全く受けなかった人と、外の土地から来た人達を見てどう思うだろうか。



これから復興は、人間関係の修復・改善が最重要課題としてあるそうです。


人の手で復興を行い、人の心が復興を遅くしてしまっている事。


心のケアがこれから必要になってくる。
そしてそれは、外部の僕達がするのではなく、現地に居る人たちでしか解決していけない問題だと思いました。



さらに、物理的な復興作業として大型船の撤去も課題となっていました。
僕は撤去がくるのを待っているだけだと思っていましたが、実は撤去費が1億円もかかる為、撤去させたくても予算がない事が原因のようです。


やはり、現地の方に聞くとあらゆる課題が見えてきました。
単にボランティアをするだけでは根本的な解決には至らない事を思い知りました。



こちらが陸地に乗り上げて支柱で支えられている「第十八共徳丸」と、その周辺です。







ここには、錆びた炊飯器が転がっていたり、船の下敷きになっている車がありました。
皆思い思いに歩いています。


山積みの課題を目の当たりにした後に、復興マルシェでは店員さんにお話を聞いたり、自転車を借りて海岸まで行ってみたり、それぞれが感じるままに行動していました。



僕は学生5人で海岸まで行きました。
ここで何人かで集まって、この合宿で感じた事や今の悩みやこれからどうしたら良いか、話し合って想いの共有を出来た事がよかったし、良い刺激を多く受けて、一緒にここへ来れて良かったと改めて思いました。
本当に皆感じている事は様々で、バックグラウンドの違う人達と会話するのはとても貴重な体験をしたと今でも感じています。


なにより楽しかったです!!




支援をして下さった社会人の方々、裏部隊で僕達の活動を支えて下さった方々、改めて感謝致します。
僕は本当に良い。
この四日間で受け取ったものは、自分と向き合う事・復興について様々な視点から考える事・過去と現在と未来で何をするか、あまりにも多過ぎて一つ一つ自分に落とし込むのに時間がかかっていますが、こうやって文章にしたり、話をする中で多くの気付きを得て前進しています。



大袈裟かもしれないですが、今回の合宿で出会えた仲間・支援者の方をはじめ、より多くの方達と繋がりを持てた事が自分自身の支えにもなっています。
そして、愛・感謝・101%の可能性を受け取りました。
今自分が出来る事を地に足付けてやっていきます。







ありがとうございました







p.s
現在、クリエイティブの可能性で感じた事・思った事・伝えたい事を形にしている途中です。
出来次第、クリ可の皆様に報告させて下さい。
失礼します。



Kohei