最初に伝えたいこと

  1. 三菱UFJデビットカードは不正利用が発生しても警察への被害届を提出する事例はなく、今後も提出しないと明言。
  2. 窓口対応の質の低さが目立ち、20秒ごとに10円が課金される電話しか連絡手段がない。呼び出し時間が長く、全通話で116分かかり、3480円が請求される予定。
  3. 緊急小口貸付金などの救済制度は、デビットカードの被害届がないため申請が通らなかった。

概要

2024年10月16日に、三菱UFJデビットカードで約30万円の不正利用が発覚。口座から引き落とされ、生活資金に影響が出たため、緊急対応を求めたものの、窓口の対応が非常に悪かった。また、社会のセーフティネットに頼ろうとしたが、銀行側の非協力的な姿勢により救済策を受けることができなかった。

 


時系列まとめ

1. 不正利用の発見

2024年10月16日 9:52、突然約30万円の引き落としが口座から行われていることに気づきました。まさか自分が不正利用の被害に遭うとは思っておらず、急いで三菱UFJデビット窓口(050-3786-7350)に電話しました。しかし、その対応は想像以上にひどいものでした。

10:00からの通話では以下のような苦労を強いられました:

  • 15分呼び出し音のまま繋がらず
  • 9分再度かけ直すも不通
  • 2分かけ直しても繋がらず
  • 9分再々度の呼び出しで応答なし
  • 25分経過してようやく繋がる

焦燥感と不安を抱えながら繰り返しかけ直したにもかかわらず、この時点で信頼感は崩れかけていました。「大手銀行の対応がこれか」という思いが、次第に失望へと変わっていきました。


2. デビットカード停止依頼と指示

ようやく窓口の担当者に繋がり、不正利用の停止手続きを依頼しましたが、対応は冷淡なものでした。「データが未確定のため、調査はまだ開始できない」という説明を受け、まるで他人事のような態度に呆れました。さらに、「データが確定するのに10日ほどかかるため、待つしかない」と言われ、すぐに調査を始めてもらうことは叶いませんでした。

10日後に再度電話をするしかない」という無情な指示を受け、不正利用に遭った被害者としての苦しさを伝えても、担当者は形式的な対応を繰り返すだけ。「何をどうすれば解決できるのか」さえ、明確な答えはありませんでした。


3. 対策と相談

仕方なく、自力で対応策を模索しました。法テラス、消費者センター、警察署に相談するも、返ってきた答えは「被害届はデビットカード会社しか提出できない」というもので、再び壁にぶつかりました。

最後の望みとして、社会福祉協議会に緊急小口貸付金(10万円)の申請を提出しましたが、この段階で既に疲弊していました。


4. データ確定と再度の連絡

翌朝、なんとか口座の利用データを確認し、不正利用のデータが確定していることを発見しました。「これでようやく解決に向かう」と期待を込めて再度三菱UFJ窓口に電話をかけましたが、またもや待ち時間は27分。再度かけ直し、今度は12分後にようやく担当者と繋がることができました。

ここで受けた説明も冷たく、「調査は三菱ニコスへ委託するため、今後はそちらからの連絡を待ってください」とのことでした。それまでの対応から「あとはあなたの問題ではない」といった空気が伝わってきて、心の中では怒りと悲しみが込み上げました。


5. 緊急小口貸付金の申請の結果

その後、社会福祉協議会からの連絡があり、申請の結果について「被害届がないため貸付金は支給できない」との通知を受けました。ここで再度、三菱UFJの対応が影響を及ぼしたことに気づきました。

窓口へ問い合わせると、担当者からは「過去に被害届を提出した事例はなく、今後も提出する予定はない」という返答。まるで不正利用が起きても問題視しないというような、無責任な姿勢に愕然としました。「大手銀行として顧客を守る責任があるはずなのに、どうしてこんなにも冷淡で無関心なのか?」と、言葉を失いました。


考えたこと

今回の対応を受け、社会のセーフティネットの限界に失望しました。

これまで税金を納め、月1回献血(成分献血or全血)や震災募金、臓器提供の承諾など、社会への貢献を続けてきたにもかかわらず、いざという時に助けを得られなかったことに大きなショックを受けました。

 

現在、月2万円で生活せざるを得ず、家賃や公共料金、クレジットカードの支払いも延滞が避けられない状況で、信用情報への影響も懸念しています。

この経験を通じて、「まず自分の生活を優先すること」の大切さを実感し、30万円の不足分を消費者金融から借りることを決断しました。

また、しばらくは普段行っていた慈善活動や寄付から距離を置くことにしました。

具体的には、献血アプリの削除、臓器提供の意思カードの取り消し、募金活動の中断を決めています。

 

※唯一のプラス面として、今回の出来事が銀行口座やクレジットカード管理を見直すきっかけになったことが挙げられます。まず、三菱UFJデビットカードを含むデビットカード類はすべて解約し、今後は使用しない方針としました。

また、クレジットカードについても、専用窓口の対応が迅速で、10分以上の呼び出し待ちが発生しないものを選ぶように見直しました。今後はこうした改善を通じて、自分の生活をより安定させることに集中したいと考えています。


参考情報


この体験が他の被害者や社会にとって有益な情報となり、今後の改善の一助となれば幸いです。