「ものの見方」を変えることの大切さ
一昨日紹介した、「ものの見方たんけん隊」という本の冒頭に、手紙とメールの話が出てきます。
手紙は、郵便屋さんやトラック運転手などさまざまな人たちの手によって運ばれます。
一方で、サクサクッとスマホを操作するだけで瞬時にして相手に届くメールには、人の手は加わっていないのか…
そんなことはない。
メールを送信するためのスマホには、製造する人、販売する人、サーバーを管理する人、スマホに必要な電気をつくる人など、多くの人たちが関係している。
ものの見方を変えてみることが大切です。
という話。
さて今日、ジャンボタクシーを利用しての、仕事仲間9人での札幌日帰りの道中。
助手席に座っていた私と運転手さんの間で、台風被害で不通となっていた帯広ー札幌の鉄路が、年内にも復旧の見通しが立ったことが話題になりました。
そのとき、ふと、本の内容が頭をよぎったのです。
利用する側の私たちからすれば、一日も早く復旧して、不便さを解消して欲しいと願うのは当たり前のことです。
しかし、そのために、この寒空の下で昼夜を分かたず復旧工事に従事している人たちがいる。
一日も早く復旧するに越したことはありませんが、急ぐあまり何かあってはいけません。
自分の望みだけでなく、彼らの健康や安全も、私たちは考えなくてはいけないのでは…
「ものの見方」を変えることは、大切だなぁと感じた一日でした。
(2016/11/26)