なにやらここ数日で日本赤十字社に集まってる「災害義援金」に難癖をつけてる有名人がいるようですが、社とのやり取りのなかに根本的に筋違いなやり取りがあるので冷静に判断した上で義援金の募金先をチョイスしてください。
その有名人は、社に対して「なぜすぐ被災者に分配できないのか?」「今活動してる団体等に支援金として渡せないのか?」等の質問を直接しています。
まずかなり無茶苦茶言ってるなぁって印象なんですがね。
だって、赤十字のスタンスは「被災した人に公平に分配」なんですよ。
あくまでも「公平に」
そうするためには全ての被災状況の集約が必要で、状況別に金額を決めなければいけない。
10日やそこらで出来ますか?
無理でしょ。まだまだ混乱の真っ最中なのに無理でしょ。
生活一時金と言う意味合いで言ってるならば、社会福祉協議会がその役割をしてるのでそちらにどうぞって話です。
それより問題なのは、その質問のあとにもう一つの話を切り出してるところです。実に巧妙な切り出しで、さすがだなと。
かいつまんで言うと、「赤十字が動かないならうちらが動くからそれに必要な金を義援金から出してくれたらいいじゃん?」ってこと。
義援金と支援金。
一文字違いで偉いちがいのお金。
それに対しての赤十字の説明は、義援金から支援金は出ない。
ごもっとも。
言葉悪いけど集ったわけですよ。
被災者支援の名の元に自分の団体の活動資金を赤十字から出させようとしたわけですよ。
しかも赤十字の印象を何となく悪い感じに持っていこうとしながら。
所謂印象操作。取りようによっちゃ悪質な手段。赤十字はしっかりしてるから大丈夫だろうけど、下手したら世論を巻き込んで義援金から支援金を出させる流れに持っていきかねない悪質な手段。合法的なカツアゲ。
皆さんの善意から集まった大切な義援金が被災者にではなく一部の輩に回りかねない事態が起こりかけてるって事ですよ。
興味ある人はその有名人の背後関係を調べてみるのもいいかもしれませんね。
と言う訳で、まだまだ混乱が続き、情報も錯綜しすぎて訳わかんない感じになってますが、その中から「何が正しいか?」「何が信用できるのか?」を冷静に判断していきたいものですね。
俺の一番の願いは「義援金は被災された方だけに確実に公平に渡ること」
これだけです。
便乗してなんやかんや私腹を肥やす連中は火事場泥棒そのもの。
断じて許せません。