こんにちは。
GWのプライベート旅行で印象深かったスポットの続編、今回は永平寺です。
(福井県吉田郡永平寺町)
永平寺は道元禅師が寛元2年(1244年)に開創した禅の修行道場で、曹洞宗の大本山です。
我が家の菩提寺が曹洞宗で、幼い頃から法事等で身近な宗派であり、曹洞宗の檀家としていつかは永平寺に参拝しなければいけないと決めていました。今回初めての訪れられたことは、感慨深いというか、身の引き締まる思いがしました。
では順を追ってご紹介してゆきましょう。
参道への入口となる龍門。ここからスタートです。
この日は雨。しっとりとした石畳の参道を歩いてゆきます。
左手には瑠璃聖宝閣。
右手には菩薩像。(正確には天地観世音菩薩)
こちらにも仏様。(正確には一葉観音)
手水舎の水晶玉。(本物の水晶かは不明)
こちらは唐門。はかつて「勅使門」とも呼ばれ、皇室から使者を迎える時に開かれた門です。門扉には皇室の御紋章の菊花紋が飾られています。
納経塔です。
そんなこんなで、まだ境内の外にも係わらず相当な時間を使ってしまいましたが、ようやく通用門に向かいます。
ちなみに参拝受付8:30~、拝観料500円です。
入場後、最初に通されるのが吉祥閣。事務所のような建物です。ここからは履き物を持って建物の中を歩きますので雨でも大丈夫でした。
次は傘松閣(さんしょうかく)。2階が「絵天井の間」として知られる160畳の大広間で、230枚の天井絵がはめ込まれていて壮観です。
それにしても・・・のっけから歴史が感じられない近代的な建物で、この後もこんな感じが続くのかな~ とちょっと嫌な予感が・・・。
しかし!
これからが参拝の本番でした。廊下の階段を下ってゆきます。
参拝のメインとも言える七堂伽藍の始まりです。
まず山門に辿り着きます。手前のカーテンの様な幕は雨よけです。ちょっと残念
築約270年の山門は、永平寺で最も古い建物で、二層の造りの下層には四天王「持国天」「多聞天」「広目天」「増長天」が祀られています。
山門は修行僧が入山する時と、修行を終え下山する時の2回しか通ることが許されていない特別な門です。
山門の外観は中からでは判りにくいですが、後から巡る伽藍の方から眺められます。(後ほど登場)
この山門から見えるのが、中雀門(ちゅうじゃくもん)。山門と仏殿の間にある小さな門です。
山門から中雀門を見ています。その後ろが仏殿です。
中雀門の反対側には鐘楼堂(鐘撞き堂)が見えます。重さ5トンという大梵鐘が吊るされていて、朝・昼・夕方・夜の4回、修行僧が鐘を撞いています。
山門の次は、回廊の階段を上ってゆきます。
そして中雀門に到着。
横からの中雀門と渡り廊下です。
中雀門の中です。長い渡り廊下の中央に門があります。
同じく中雀門の中を反対側から見たところです。左手に見えるのが先ほどの山門。
中雀門の中央から見下ろすと、山門の裏側がこのように見えます。
山門の反対側、中雀門を見上げた側に仏殿が見えます。
まだまだ続きますが、今回はここまでとします。
では、また