埼玉の城-3(杉山城) | KOHのブログ

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滝へ行こう カメラを持って

こんにちは(‐^▽^‐)


期末、期初のゴタゴタから少し解放されました。


久々の更新、しかも久々の城跡テーマ、

しかも久々の埼玉の城シリーズとなります。にひひ

ようやく、行ってきましたよグッド!


今回の杉山城は、戦国時代を代表する城です。

比企郡嵐山町(ひきぐん らんざんまち)杉山

にあります。


廓の配置が絶妙で、横矢掛りなどの防御が随所

に施されており、その高度な築城技術のために

「築城の教科書」と評価される城跡です。


しかし、その割には古文書などの文献記録が殆ど

ないため、城主や築城年代が不明でしたが、

平成14年度からの本格的な発掘調査により、

歴史的背景が解明されつつあります。


さて今回、私にとって4回目の登城となりますが、

1998年2月に一番最初に訪れた時は、木々や

草が生え放題で、案内版もあまりなく、訪問者

にはちと厳しい城跡でした。ガーン


(今もそうですが、)ここは私有地ですので

「止むをえないなあ」、と思っておりましたが、

2回目訪れた時はビックリ目


隠れていた遺構が綺麗に判りました。しかも

「これでもか」

と言わんばかりの防御仕掛けの連続。

整備されたのも、発掘調査のおかげです。

更に今回も、案内版等、整備が行き届いており

とても充実しておりました。


ちなみに埼玉の比企地方は、ここ以外にも

菅谷城、小倉城、松山城など、調査・保存

に力を入れており、史跡を大切し後世に

伝えようとしている、とても民度の高い地域

だと感じます。


さて、話が横に反れましたが、杉山城を

紹介してゆきます。



近場の目印としては、積善寺、または玉の岡

中学を目指します。

車で走行中では見落としそうですが、

「杉山城 大手入口」の看板も立っています。


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積善寺(無人寺?)の駐車場に車を置かせて

頂き、坂を上り大手口を目指します。

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少し歩いたところで、出廓の案内板に行き着き

ます。ここから始まりです。


立派なパンフレットが見学者用に置いてあり、

とても親切です。ドキドキ

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出廓の案内版です。

以降ポイント、ポイントで詳しく説明してくれて

実に親切ですドキドキ


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ちょっと古めの案内板です。

パンフレット内の縄張り図の方が

判りやすいです。
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結構広い出廓と大手です。

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大手の案内版です。

こちらもイラスト入りで、丁寧に解説してくれてます。
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大手口から東を見たところです。

木の橋は出廓と外廓を繋いでいます。
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その木の橋ですが、当時を再現している訳でも

なく、見学者用の橋にしては壊れそうです。

この橋が掛かっている意味がよく分かりません。
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大手口を更に進むと、外廓に出ます。

外廓は南北に長く、図は外廓の南側になります。
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手前が外郭、左奥が南三廓です。

うかうかしていると、南三廓から狙い撃ち

にされます。ドンッ
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外廓と堀を隔てた向こうに見えるのが

馬出廓ですが、ここに木橋がかかっていたと

説明されております。
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木橋の案内版です。
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今は橋が架かっていませんので、堀に降りて

渡ります。堀の下はこんな感じで見えます。

図の左が外廓、右が馬出廓です。
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馬出廓です。かなり小ぶりです。
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馬出廓の案内版です。

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馬出廓から北側を見ています。

手前から、南三廓、外廓、南二廓で、

折が連続していて見事です。
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南三廓の南側の堀です。

東南にまっすぐ伸び、奥で折れておます。
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馬出廓から南三廓に向かいます。

両側から、思いっきり横矢を喰らったところで

今日は終わりにします。
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行き着くまでには、まだまだ時間が掛かりそう

です。引き続きご紹介してゆきます。


では、またパー