耳鼻科の先生が、あるソプラノ歌手から「子宮内膜症の治療のために、産婦人科の医師から、たんぱく同化ステロイドホルモンの服用を勧められた」という相談を受けました。
ホルモン剤の服用を続ければ、声帯組織が変化し、ピッチが下がるそうです。また、薬の服用をやめても不可逆性のため、元の声には戻らないそうです。そうなると声楽家としての道はあきらめざるを得ないということです。
そのソプラノ歌手の方は声楽家としての道をあきらめて、現在は声楽の指導者として後進の育成に取り組んでいるそうです。
薬の副作用によって声帯に影響が出るような場合、一般の方々にはさほど問題はなくても、声楽家にとっては大問題です。
ホルモン剤を服用する際には、声帯への影響にも注意することが必要です。やむを得ず服用しなければならない時にはお医者様とよく相談しましょう。