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細かすぎるオランダ紀行

2018.6 ~2023.9夫の転勤でオランダに。オランダのおすそ分けです。

今回は少し長くなります。

よかったら最後まで見てくださいね。

ガウディの設計したものを見てきました。

先ずはグエル公園

グエル伯爵とガウディの夢が詰まった分譲住宅で1900~1914年の間に建設されました。このころバルセロナでは工業化がすすめられていてそれに対して人が自然と芸術に囲まれて暮らす新しい住宅を作ろうとしました。当時はこのような価値観は全く受け入れられず買い手はガウディと伯爵の二人だけでした。伯爵が亡くなった後市に寄贈され公園になりました。

公園の入り口

神殿の様な建物の屋上が展望台になっています。

トカゲの噴水

回廊

天井のモザイク(展望台の下です)

公園上から見たバルセロナ市内

 

 

次はカサ・ビセンス

ガウディが初期に手掛けた建物でレンガやタイル工場の社長であったビセンスの住宅。

1883年~1889年にかけて建てられました。

食堂

居間の天井

喫茶室

トイレ

屋上、煙突?排気口?可愛いですね

屋根の上のテラス?でしょうか。タイル工場の社長さん宅らしくタイルが沢山使われていますね。

 

カサ・ミラ

実業家のミラ氏の邸宅。ガウディが54歳の時に設計し1910年完成しました。

この建物は彫刻であり実用性に欠けると言われバルセロナ市民には醜悪な建物と考え「石切り場」のニックネームを付けました。

現在は博物館になっています。

 

カサ・バトリョ

1877年に建てられました。大繊維業者のカザノバスの依頼で1906年改築を行ってタイルやステンドグラスの装飾を行いました。

この邸宅の造形には様々な説があります。

①屋根の形がドラゴンの背中に見えることからカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディの竜退治の伝説をなぞっている。

②屋根をアルルカン(イタリア喜劇のキャラクターの一つ)の帽子に見立てている。

③ガウディが自然光を取り込みタイルの濃淡を変えて改訂洞窟をイメージしている。

諸説ありますね。私は窓にお面が付いているように見えてしまってます。

 

最後にグエル邸

 

外観の写真がなかったのでお借りしました。1888年完成したグエル邸宅です。
玄関が二つあり馬車で入れるようになっています。
宮殿内部は外観からは想像できない豪華さでした。写真一気見で。
内部が薄暗くて写真がピンボケが多くてすみません。最後の写真は地下室です。遺跡みたいでした。
次は屋上です。面白い造形が沢山ありましたのでこちらも一気見!
約140年前、こんなに独創的な建築を設計して建築したガウディの頭の中を覗いてみたいです。
派手建物を作っていたガウディでしたが、
晩年は身なりも気にせず細々と暮らしていたそう。想像するに髪はボーボーでボロの様な洋服を着ていたのでしょう。路面電車に引かれて大けがをしても浮浪者(このような表現はどうかと思いますがこれしか浮かびません)のようで数日放っておかれたそう。時代ですねしょうがないのかなーガウディってわかって病院に運ばれてこれも時代ですねーガウディって分からなかったらそこで亡くなっていたのかもしれません。カトリックの熱心な教徒でしたから静かに天に召されたと思います。
天国で2026年に完成予定のサグラダファミリアを楽しみにしていることでしょうね。
 
バルセロナもう少しです。
 
読んでいただきありがとうございました。