母は、元気な人だった。


たまに週末実家に帰ると、子供たちを連れて遠くの公園まで自転車で一緒に行くこともあった。


そんな母の毎日は、最近特に忙しかった。


朝早くから新聞配達。
帰って来て朝食を作って買い物に行き
昼食を作って仕事に行く。
帰ってきたらもう夕食の準備。
地域の役職についたため、その後すぐ会合に行くこともしばしばあった。


少し前まで、父は出勤すると帰ってくるのは夕方だったが
定年を迎えてからは昼も家に帰るようになり
糖尿を患っているため、母は三食糖尿に気遣ったメニューを作らなければならなかった。

それだけでもしんどかったと思う。


でも、1番辛かったのは地域の役職だったのだろう。
休みの日もやらなければならない用事で埋まっていく。
母は次第に疲弊していった。