HAKUEIさんお薦めの小説家、「道尾秀介」著...
前にHAKUEIさんお薦めの 「向日葵の咲かない夏」を読んで以来、私も すっかり道尾ファンです。
道尾さんの推理小説は、ちょっと変っているというか...私のような普通の推理力ではダメみたい...。読んでいると「え~っこれから どうなるの~
」っていう場面が多々出てきて、想像がつきません。
最後には すべての謎が解けるのですが、最後まで読み終わると、「最初のあの部分はこの事だったのか」...っと、また始めから読み返したくなる...っていうような感じなのです。
「向日葵の咲かない夏」は ホラーな感じでちょっと怖いけど、「片眼の猿」は探偵さんが主人公なので、ホラーな感じはなかったですが、普通の推理小説とは全く違う...読む側を裏切る...というか...そんな所がおもしろいです。そういうのが、HAKUEIさんがお好きな所かなって...。
「片眼の猿」は、主人公をはじめ、“普通の人”と違った特徴のある外見を持った人達が多く登場します。
「片眼の猿」という題名は、昔話(←かな?(?_?)忘れた...www)で、片眼しかない猿の群れに両眼のある猿が産まれ、その猿が仲間に入れないという理由で 自分で片眼を潰して片眼にした...というエピソードからついたみたいです。
「“普通”って何?」...っと、考えさせられるような感じもしました。
特に、日本人は“皆と同じが正しい”...みたいな...“違うと恥ずかしい”...みたいな...そんな所があると思いますが...道尾さんがそこを考えて小説を書かれたのかどうかは分かりませんが、私は、そういう事も感じました。
次は、以前にHAKUEIさんがブログで紹介していた「光媒の花」を注文しました。