『鏡よ鏡、鏡さん
世界で一番美しいのはだぁれ?』
彼女の鏡の中には
いつも、じぶんではない別人が写っていました
「あなたはお母さんに似ていないから・・・」
「残念なお顔だちだから・・・」
「お姉ちゃんみたいに
いつも笑っているように見える顔じゃないから・・・」
幼少期、魔女から
ずっとこんなふうに言われて育った彼女は
この見かけで生まれてきたことで
なんの望みも叶えられず
誰からも認められず、愛されず
忌み嫌われ?
「わたしの人生、The end(じ・えんど)...」
って思っていました
それはそれは
じぶんを隠して生きる日々です
どうせ願いは寸前で叶わなくなる
人より劣るわたしの声は届かない
オシャレなんかする価値ないし
誰もわたしを見てないもん!
いつもジャージでいいんだもん!!
痩せたって意味ないもん!!!
(食べる食べる
)
「どうせ、わたしが悪いんだから・・・」
彼女は頭の中で
このフレーズを
何万回繰り返したことでしょう
いつしか彼女は
鏡を見るたびに
じぶんでじぶんに暗示をかけるように
「わたしはそんな人間なんだ」と
思い込むようになってしまいました
とさ
これは
遠い遠い昔のわたしのお話し
そして、あの頃の名残なんでしょう
わたしはあまり鏡を見ないのです
人様へのエチケットとして
歯に青のり付いてないかな?
鼻毛でてないかな?
などを確認する程度
化粧室で自分以外の方と
一緒に鏡に映り込むことも
出来ればしたくない
不意に目に入ってしまった
ショーウィンドウに映るじぶんの姿に
いつもガッカリしたものでした
そして
長い年月が流れ
NLPやPHPM、美道を学んだわたしは
今では自らモデルとして
ファッションショーに
参加するまでになっています(笑)
ショーに出るために
どのようにじぶんを魅せるのか?
じぶんを引き立てるメイクとはどんなものか?
魅力的を引き出す着こなしとは?
いったいじぶんがどんなふうに
ひとに写っているのか
そんなことに
意識を向けたとたん!?
あらら、どうしちゃったの~?
びっくりですが
わたし
徐々に鏡を見て
写真の写り方を考えたり
笑う練習をし始めてるんです(笑)
そんなとき
わたし
鏡が欲しいなぁ
って思いました
そうすると
これまた出会いがあるんですね
わたしの手元に
と~っても素敵な手鏡が
やってくることになりました
第5回フミココレクションにブース出展いただいた
グラスアトリエ HAKUさま にオーダーした
ステンドグラスの手鏡です
それはとてもとても丁寧に、素敵なお手紙とともに
わたしのところに来てくれました
そのときのわたしの衣装と
そのイメージで
創作をお願いしたんです
手に取った瞬間から
もうハートぶち抜かれました
2色のピンクがわたしの好みドンピシャです
以下の写真はHAKUさま より
お借りしました
光を通すとこんなにも表情が変わります
『鏡よ鏡、鏡さん
ここに映っているひとはだぁれ?』
この素敵な鏡に映るわたしは
きっとこう答えます
じぶんのために
相手のために
自分自身の持つ美しさを探究し続け
新しく進化し続けるわたしですと
そして
この鏡を見るたびに
わたしは
もっともっと
じぶんを好きになっていくんです
いつもありがとうございます